"人間は他者との比較の中で自分が幸福か不幸か、優れているか劣っているかを判断する相対的な生き物です。"
これは、『お金2.0』(佐藤航陽)にあることばです。
一見正しいようですが、本当でしょうか。
他者と比較して自分が幸福かどうかを判断していると、いつまでたっても、他者をうらやましく思う気持ちがなくならないように思います。上を見たらきりがありません。
『子どもが育つ魔法の言葉』(ドロシー・ロー・ノルト)には、こうあります。
"自分の不完全さを受け入れ、己の幸福を幸福とする親の姿が、子どもにとっては何よりの手本になる。"
『嫌われる勇気』(岸見一郎 古賀史健)は、スバリ、こういいます。
"人生は他者との競争ではない"
確実に言えることは、他者との比較の中に幸福があるように思わせて、お金儲けをしようとする人がいるよね、ということです。
物品だけでなく、不動産、教育、健康、医療、介護の分野まで、そんな広告やセールストークに注意したいものです。
▼紹介図書

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る

- 作者: ドロシー・ローノルト,レイチャルハリス,石井千春
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/09/01
- メディア: 文庫
- 購入: 38人 クリック: 291回
- この商品を含むブログ (82件) を見る
<しあわせについて学ぶことば 12>