しあわせ情報室

しあわせについて、感じたり考えたりすることを書いています。

団塊ジュニア世代の政治・経済・社会史と自分史を表にして振り返る。不良債権処理の時代に社会に出て、いま私たちが不良債権のように処理されているようです。

前回の記事で簡単にまとめた、団塊ジュニア世代の私の私的な経済史、自分史、読書史に、思い出に残るできごとを加えて、表にしてみました。

政治・経済・社会史 ビジネス書 発売日 自分史 年齢 学年
1986 4 チェルノブイリ
原発事故
    13 中2
1988 4     高校入学 15 高1
1989 1 昭和から平成へ     16 高1
  6 天安門事件     16 高2
  11 ベルリンの壁 崩壊     17 高2
  12 日経平均株価 最高値     17 高2
1990 4   面接の達人   17 高2
1991 1 湾岸戦争     18 高3
  3 バブル崩壊
(地価下落はじまる)
  高校卒業 18 高3
  4     浪人開始 18  
  5 ジュリアナ東京開業     18  
  12 ソ連崩壊     19  
1992 4     大学入学 19 大1
1993 5 Jリーグ開幕     20 大2
  11   「超」整理法   21 大2
1994 8 ジュリアナ東京閉店     21 大3
1995 1 阪神淡路大震災     22 大3
  3 地下鉄サリン事件     22 大3
  7 米Amazon.com
サービス開始
    22 大4
  8 Windows95発売     22 大4
  12 住専破綻     23 大4
1996 3     大学卒業 23 大4
  4     就職 23  
  12   7つの習慣   24  
1997 11 拓銀経営破綻
山一證券自主廃業
    25  
1998 6   小さいことによくよするな!   25  
      携帯電話購入 26  
1999 2 iモード開始     26  
      パソコン購入 27  
2000 1   金持ち父さん 貧乏父さん   27  
  3 ITバブル崩壊(日本)     27  
  11 Amazon.co.jp
サービス開始
チーズはどこへ消えた?   28  
2001 2   なぜか「仕事がうまくいく人」の習慣   28  
  4 小泉首相就任     28  
  9 米同時多発テロ
ITバブル崩壊(米)
声に出して読みたい日本語   28  
  9 Yahoo!BB ADSL
サービス開始
    28  
  10 アフガニスタン侵攻     29  
  12   マネジメント エッセンシャル版   29  
2002 4     結婚 29  
  6   非常識な成功法則 ADSL接続 29  
  9 日朝首脳会談     29  
2003 3 イラク戦争     30  
  4   「原因」と「結果」の法則   30  
  6   ユダヤ人大富豪の教え   30  
2004 8   生き方   31  
2005 9 郵政選挙     32  
2006 1 ホリエモン逮捕     33  
  2   ウェブ進化論   33  
  12   レバレッジ・リーディング   34  
2007 4   無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法   34  
  6 iPhone発売(米)     34  
  8   夢をかなえるゾウ   34  
  10   ザ・シークレット   35  
2008 7 iPhone発売(日)     35  
  9 リーマンショック   FC2ブログ
開始
35  
2009 1     息子誕生 36  
  3 日経平均株価
バブル後最安値
  転職 36  
  9 民主党に政権交代     36  
  12   新・片づけ術「断捨離」   37  
2010 2   考えない練習   37  
  12   人生がときめく 片づけの魔法   38  
2011 3 東日本大震災     38  
  9     スマホ購入 39  
2012 11     iPhone購入 40  
  12 自民党安倍内閣発足     40  
2016 10   ライフ・シフト   44  
2018 2   AI vs. 教科書が読めない子どもたち   46  
  11     はてなブログ開始 46  
2019 5 平成から令和へ     46  

 

当時を振り返ります。

 

・1986年 中学2年

チェルノブイリ原発事故。社会に関心を持ちはじめた時期に起きた重大事件。中学や高校の授業でも題材になった。行き過ぎた工業化への疑問や、科学技術が万能ではないという心理が根づいたように思う。当時は中二病という言葉はなかった。

 

・1989年から1994年 高校生~大学生

今から振り返るとバブル経済が頂点を迎え、崩壊がはじまっている。当時は、冷戦が集結したり、湾岸戦争でアメリカが圧勝したり、ジュリアナ東京が開業したり、Jリーグが開幕したりで、いずれ景気回復し資本主義の経済成長がこのまま続くと感じていた。自身はお金のない大学生だったため、ジュリアナ東京やほかのディスコに行ったことはなく、バブル経済の体験をしていない。飲み会は天狗などの安い居酒屋チェーン。

1994年のジュリアナ東京の閉店時までに社会人になっていた人は、バブル経済の価値観を体験していると思う。同じ1972年生まれでも、短大卒の女性で一歩早く社会に出た人は、バブル経済を体験していて金銭感覚が違う、と同い年のうちの奥様は言う。

 

・1995年 大学4年

就職活動の年。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件や住専の破綻があり、招来に漠然とした不安を抱き始める。一方でアメリカでAmazon.comがサービスを開始し、日米でWindows95が発売されている。Windows95発売時の秋葉原の行列のニュースはよく覚えている。

企業の大卒新卒採用について、大手はバブル時代から減っていても一定数はあり、内定取り消しのようなニュースもなかった。業績堅調な中堅から中小の企業は大手に入れない大卒を積極的に採用していたように感じる。私もこの流れで、大手企業には入れず中堅のメーカーに就職した。

 

・1998年から2000年 20代後半

この頃から、一人一台携帯電話を持つようになった。1999年にNTTdocomoでiモードがスタート。広末涼子のCMをよく覚えている。携帯メールをやりとりするのが当たり前になる。

働き方としては、この頃もよく年功序列から成果主義へと言われていた。

ヤフーや楽天など、インターネット関連企業の可能性に明るさを感じたが、2000年の光通信事件で日本のITバブルは崩壊。

 

・2001年から2006年 30歳前後

小泉内閣が発足。「自民党をぶっ壊す」「規制緩和」「道路公団民営化」「郵政民営化」というフレーズに、新しい時代の到来を感じる。当時30歳前後と若く社会人として自信も芽ばえ、「規制緩和された自由に競争できる社会」に可能性を期待した。

2001年にYahoo!BBがADSLサービスをスタート。そこらじゅうの店頭や街頭でモデムを無料で配る。私も2002年にYahoo!BBのADSLで自宅のPCからのインターネット接続を始める。2006年1月、プロ野球参入表明やニッポン放送買収を仕掛けるなど時代の寵児だった、ホリエモンこと堀江貴文さんが逮捕。時代の節目を感じた。

この時代までに結婚する人が多かったように思う。大学時代の友人もみな結婚した。私も2002年に29歳で結婚。1980年代後半ころから言われ出したDINKS(Double Income No Kids 子どものいない共働き夫婦)を選ぶ人もいた。もしDINKSのブームがなければ、今の日本のような少子化はなかったかもしれない。

 

・2009年から現在まで 30台後半~

2009年の民主党への政権交代に、それまでの閉塞感から開放を期待する。2011年の東日本大震災は38歳、新宿の高層ビル15Fで経験。震災前と後では自分の中の何かが違うと思う。一方で、復興から立ち上がる人々に、日本のよさや力を感じる。

個人的には、2009年の息子の誕生から、教育や家族中心の生き方に関心が広がる。また、2011年にauのIS03でスマホデビュー。翌年iPhone5に機種変更。以降ずっとiPhoneを使用。

 

・まとめ

冷戦終了後、資本主義経済のグローバル化が進む中、社会に出る。日本はバブル経済が崩壊し、先が見えないまま社会人生活を送る。小泉構造改革や民主党への政権交代に、明るい将来への希望を抱いたが、状況は大きく変わらず、いまに至る。

2000年前後、20代後半から30歳ころに携帯端末を一人一台持ち、インターネットに常時接続する時代になる。仕事も生活もそれまでと大きく変化。スマホを使い始めてからは10年前後。スマホやAIスピーカーが身近にあるいまの子どもたちとは、感覚が違うのだろう。

前後の世代との大きな違いは、上とは社会人としてバブル経済を体験したかどうか、下とは学生時代から携帯やインターネットを使っていたかどうか、だと思う。

前回の記事で、第二次ベビーブームで世代人口が多く、平成は「競争」の時代だったようだと書いた。確かに、大学受験戦争、社会に出た1990年代後半は成果主義の導入、2000年代の前半は小泉竹中ラインの規制緩和、後半は本田直之さんや勝間和代さんの本にあるような個人の生産性向上と、30代半ばまで「競争」の中にいたように感じる。

30代後半から、断捨離、片づけ、ミニマリストという考えが広まり、東日本大震災を経て、いまは多様な価値観のもとにいるに思う。

 

・私的な価値観の振り返りです。

地方の田舎で、高卒で地元に就職した両親の元に育つ。子ども時代、親や先生に、がんばって勉強して、いい大学に入り、弁護士か公務員か大手企業の会社員になって、まじめに働けば立派な大人になれる、と教えられた。親世代からのこの教えは、経済成長が続いていたことの影響かと思う。東京の華やかな世界に憧れていた。

一浪するもなんとか大学に入り上京。大学では同じように地方から上京した友人とばかりつるむ。憧れていた華やかさとは縁がなかった。

就職活動で大手企業に入れず挫折を感じるが、入った会社で成果を出そうとがんばり、サラリーマンを続けてきた。価値観は、会社でまじめにがんばっていればいいことがある、という子ども時代のものを引きずっている。

 

・これから…

さて、私のように、いまどこかの企業で正社員である人は、このままその企業に残れるか、マネジメント層として転職できるか、独立や起業ができるか、副業などで複数の収入源をつくれるか、それとも、今よりも厳しい条件を受け入れてどこかの組織で働くか、分岐点ですね。

 

社会に出たときは、住専をはじめとする金融機関の不良債権処理の真っ只中にいて、いまは私たちの世代含む人間が、金融機関や企業の不良債権のように処理されています。

 

子ども時代に親や教師から教わった、「がんばればなんとかなる」という価値観だけでは、生きていけないようです。

 

▼1971年生まれの人生のシナリオがいくつか示されています。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

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