はじめに
昨日、埼玉県内の小学5年生が集まったソフトテニスの大きな大会がありました。
息子のペアはリーグ戦を1勝1敗で勝ち上がれず、敗退です。
組み合わせ発表から第1戦が鍵になると予測して準備し、作戦通り第1ゲームをとりました。第2ゲームもリードしていたのですが、逆転され落とします。その後続けて2ゲーム落として、1-3での負けです。
ベンチコーチは私が入りました。コーチとして、親として、もっと何かできたことはないか、いろいろ頭の中を駆け巡ります。
当日朝4:30起きで車を運転した疲れもあり、帰宅後は何もする気にならず、風呂に入ってダウンです。
一晩たち、やっと振り返ることができるようになりました。
子どもを親の道具にしてはいけない
今回痛感したのは、子どもを親がカッコつけるため、見栄を張るための道具にしてはいけないな、ということです。
私も奥様も元気なくしょんぼりです。逆に勝ち上がった子の親はみなニコニコです。負けた親のひがみからか、どこか誇らしげで余裕を感じます。
肝心の子どもたちは試合後、勝った子も負けた子も一緒に楽しく遊んでいます。勝者も敗者もありません。負けたことに引け目を感じているのは、親だけのようです。
これまでどれだけ子育ての本を読んでいても、そうじゃないとわかっていても、いざ自分のこととなると心のどこかに、息子が「できる子である」ことを他人に誇りたい、自慢したい、見栄を張りたい気持ちが、昨日はあったんだと思います。
主役は子ども。親は陰ながら応援するサポーター。
このことが本当にわかったような、貴重な機会になりました。
「失敗は成功のもと」
過去に書いたことを読み返して、いま心に響くことばは「失敗は成功のもと」です。
ありきたりで簡単なことばですが、だからこそ真実があることを痛感します。
負けた子どもたちにかけてあげたいですし、自分のコーチとしての失敗も、次の成功のための材料にしたい。
最近読んだ本では、『ジュニアソフトテニス とっておき!練習ドリル』にこのことばの解説がありました。
負けた悔しさから一緒に起き上がる「楽しさ」
もう一つ心に響くのは、"負けた悔しさから一緒に起き上がる「楽しさ」"です。元プロテニスプレーヤー杉山愛さんのお母さんの芙沙子さんの本にあることばです。
悔しさを楽しさに変換しましょう!
最後はいつも、『7つの習慣』
悩んだ時に、いつも『7つの習慣』はヒントをくれます。
今回は、過去に自分で書いた記事を再読です。
自分たちの目に映る息子の姿よりも、世間の目に映る自分たちの姿のほうが気になり、良い親と見られたいと思うあまり、息子を見る目が歪んでいた
身に染みます。
『7つの習慣』は何度読んでも「そうか!」と学びがある本です。
第7の習慣「刃を研ぐ」にある、「学び、決意し、実行し、さらにまた学び、決意し、実行する」という「成長の螺旋」を、少しずつでも登っていくしかないですね。
※このヒントの過去記事です。
『7つの習慣』に学ぶ子育て。「人格主義」のパラダイムを持つ。 - しあわせ情報室
▼関連過去記事
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『7つの習慣』に学ぶ子育て。「手本を示す」。 - しあわせ情報室
▼関連図書です。

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