しあわせ情報室

楽しくしあわせに生きるために、中年の男子が思うことを書いています。

ブログに理想論ばかり書いているかも、という不安に『徒然草』が答えてくれた。「偽りても、賢を学ばんを、賢と言うべし」。

徒然草 (ちくま学芸文庫)

ブログには、明るく、前向きで、元気が出るようなことを書きたいと思っています。一方で、理想論やきれいごとばかりになっているような、不安を感じることもあります。

 

ふと、書店で手にとった『徒然草』に、しみじみとくる教えがありました。

偽りても、賢を学ばんを、賢と言うべし。

 

(現代語訳)
たとえ偽りであっても、賢人を真似てそれに近づこうとする人を、賢人と言うべきである。 

 

このことばの前には、こうあります。

至りて愚かなる人は、偶々(たまたま)、賢なる人を見て、これを憎む。「大きなる利を得んが為に、少しきの利を受けず、偽り飾りて、名を立てんとす」と譏(そし)る。

 

(現代語訳)
最も愚かな人は、たまたま賢者を見ると、その人を憎む。「あの人は賢者ぶっているが、大きな利益を得るために、少しの利益を受けずに、偽り飾って、名声を上げようとしているのだ」と悪口を言う。 

 

以上、第八十五段です。

 

ブログに、人としてこうありたい、親としてこういたいなど、いろいろや学びや経験を書くとき、わたしって本当にそんな人?と思うことがあります。

 

また、誰かがどこかに〇〇円寄付をした、というニュースを聞くと、「この人ほんとにそんないい人なのかしら」と、思うことがあります。


たとえ偽りの人気とりであったとしても、寄付がないよりあるほうが、事実、助かる人がいます。

 

同じように、たとえいまブログに書く理想に届かないところがあるとしても、書いて近づこうとすることに、価値を置いていきたいな、と学びました。

 

▼『徒然草』はいろいろな出版社から出ています。全文を通読できて、一段ずつ「本文」「注」「訳」「評」となっているこちらを買ってみました。

徒然草 (ちくま学芸文庫)

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