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【2023年】学習英和辞典のおすすすめ7選 ▶

【2022年版】辞典協会の「高校生のためのおススメ辞典 英和編」からの辞書選び

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岩波書店や三省堂など辞書の大手が辞典協会が、書店店頭用の販促ツール(拡材パック)を毎年作っています。

この中に「高校生のためのおススメ辞典 英和編」があります。

内容はこちら。

簡潔なまとめでわかりやすいですが、もう少し詳しい情報も欲しいところです。

そこでこの中から最適な一冊をどう選ぶか、情報を補足してみます。

目次
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各レベルの対象を詳しく確認

まずは「上級レベル」「中級レベル」「初級レベル」の各対象を詳しく見てみます。

関山健治先生の著書『英語辞書マイスターへの道』にこんな解説があります。

  • 上級
    大学受験生から英語の専門職まで、あらゆる用途に対応
  • 中級
    高校1年の授業から、難関大学を含めた大学入試、さらには、社会人が日常的に英語の読み書きをする時、TOEICやTOEFLの資格試験にも対応する、英和辞典の万能選手
  • 初級
    高校3年間の授業はもちろん、大学入試センター試験をはじめとした一般的な入試のほとんどに対応
    大学生以上の人でもう一度英語を一から学びたい人、中学生向けに物足りなさを感じる中高一貫高の中学生にも

より具体的にイメージできますね。

関山先生の考えで注意すべき点は、「辞書は『大は小を兼ねない』」こと。

特に初心者が上級学習英和辞典を使うことを、「必要な情報を探すのに時間がかかり、英語が嫌いになってしまっては元も子もありません」と注意しています。

そして電子辞書を使っている人には、紙の辞書ではいま使っている辞書より一つ下のレベルを使うことをすすめています。

カタカナの発音表記と和英小辞典

各レベルの内容の違いとしては共通して、見出し語にカタカナの発音表記があるかと、巻末に和英小辞典があるか、の2点があります。

レベル上級中級初級
カタカナの発音表記××
和英小辞典×

それぞれのレベルを考える、目安の一つになります。 

カタカナの発音表記は、発音記号になれないうちは便利です。

カタカナから出発して、自然な発音を身に付けていくのが近道」と、NHKラジオの英会話タイムトライアルの講師、ステーブ・ソレイシィさんは著書の『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』に書いています。

単語のカタカナをとにかく短くコンパクトに言うと、英語っぽく聞こえるそうです。

少なくとも改訂から10年未満のものを

特別な理由がなければ、最新版の発売が10年以内のものを選ぶべきでしょう。

高校生向けの英和辞典は競合が激しいためか、新しいものほど、紙面や音声データなどに工夫があり進化している印象です。

また最近の辞書編集はデータベースをもとにデジタル化され、「いまの使用状況」をより反映できるようになっています。

以下、直近の改訂から10年未満の英和辞典と発行年の情報をまとめます。

各レベルから好きな英和辞典を1冊選ぶ

以上を踏まえて、各レベルから私が好きな英和辞典を1冊を選ぶとこの3種です。

上級:コンパスローズ英和辞典

おすすめポイント
  • 「語のイメージ」と「語義のマッピング」がわかりやすくておもしろい
  • 「つづり字と発音解説」があり、音声データも聞ける
  • 巻末に「文法解説」があり、解説の中にもイメージ図があって理解しやすい

中級:ライトハウス英和辞典

おすすめポイント
  • 紙面がとにかく読みやすい(カラーと白の色味・余白のバランスなど)
  • 「単語の記憶」「コロケーション」のコラムが語義を増やすのに役立つ
  • 付属の「つづり字と発音解説」がCD付きで充実している

初級:エースクラウン英和辞典

おすすめポイント
  • 「フォーカスベージ」や「チャンクで覚えよう」などのコラムが充実
  • 巻末の「文法のまとめ」がQ&A形式でわかりやすい
  • デザイン違いと小型版も選べる

これら3種を含む高校生向け英和辞典の詳しい情報と比較は、別記事に書いています。

参考情報:小型版のある英和辞典

これら中で小型版があるのは、スーパー・アンカー英和辞典 小型版エースクラウン英和辞典 小型版 です。

他にはエースクラウン英和辞典と同じ三省堂から、初級レベル(48,000項目)の ビーコン英和辞典 第3版 小型版 が出ています。

また学研には、24,000項目収録の アクセスアンカー英和辞典 第2版 という、よりコンパクトな高校初級向け英和辞典があります。

小型版が好きな方は、これら4種もご検討ください。

以上、辞典協会による「高校生のためのおススメ辞書 英和編」の紹介でした。

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