しあわせ情報室

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「国語辞典」の選び方。作家など識者のおすすめをまとめました。

趣味にはいろいろな「沼」があります。このところ私は、「国語辞典沼」にはまりかけているようです。

いったん整理するため、識者の選び方やおすすめを、まとめておこうと思います。

※各国語辞典の名称・出版社・略称

・小型
 岩波国語辞典 岩波書店 『岩国』
 新明解国語辞典  三省堂 『新明解』
 三省堂国語辞典  三省堂 『三国』
 明鏡国語辞典 大修館書店 『明鏡』
 新選国語辞典  小学館 『新選』
 集英社国語辞典  集英社 『集英社』
 新潮現代国語辞典  新潮社 『新潮』
 角川必携国語辞典 角川学芸出版 『角川必携』
 ベネッセ表現読解国語辞典 ベネッセ 『ベネッセ表現読解』
 旺文社国語辞典 旺文社 『旺文社』
 学研現代新国語辞典 学研
 現代国語例解辞典 小学館
 小学館日本語新辞典 小学館
 三省堂現代新国語辞典 三省堂
 例解新国語辞典 三省堂 ※中学生向

・中型
 広辞苑 岩波書店
 大辞林 三省堂
 学研国語大辞典 学研

・大型
 日本国語大辞典 小学館 『日国』

 

■サンキュータツオ『国語辞典の遊び方』(単行本 2013年3月発行)

・一冊目の辞書『集英社 横組版』
・ほか愛用辞書『岩国』
タツオさんは、芸人でありながら文学修士で大学講師も務めています。
この本で、小型国語辞典の各個性を男性キャラクターに例えていておもしろいです。
二冊持ちをすすめています。オーソドックスな組み合わせは、スタンダードな『岩国』+個性的な『新明解』とのこと。二冊目は『ベネッセ表現読解』もありと。
タツオさん自身の一冊目の辞書は『集英社国語辞典 横組版』だそうです。横組の読みやすさに加え、落ち着きと情報量のバランスで総合力ナンバーワンとしています。最新版で横組がなくなったことを嘆いています。

 

■石山茂利夫『裏読み深読み国語辞書』(単行本 2001年2月発行)

・日常使用は 『岩国』『新明解』『新潮』『三国』 『大辞林』『日本国語大辞典』。
・『岩国』と『新明解』を自宅と会社の机上に置く。最初は『岩国』を引く。
・この2種で疑問が解けないときに他の小型、中型、大型の順で見る。
・新語は真っ先に『三国』を引く。
石山さんは、元新聞記者で国語辞典に関する本をいくつか書いています。
国語学者に現代語の取材で必見の辞書は何かと聞くと、みな『三国』と答えたそうです。
中でも、この本の「あとがきに代えて」が、辞書の使い方の参考になります。

 

■鈴木喬雄『診断・国語辞典』(1985年5月発行)

・代表的な国語辞典として『三国』と『岩国』を愛用
・『例解新国語辞典』の新しい編集とすぐれた点を評価
「ことば」「思考」「思想」の関係を、この本から学びました。
▼過去記事
「ことば」「思考」「思想」の関係と国語辞典の機能。『診断・国語辞典』(鈴木喬雄)から紹介します。 - しあわせ情報室

 

■井上ひさし『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』(単行本 1998年6月発行)

・『角川必携』を愛用。
『角川必携』の発売前、『本の枕草紙』という本では『岩国』をベースに使用と述べています。

 

■木下是雄『レポートの組み立て方』(単行本 1990年2月発行)

・『学研国語大辞典』と『例解新国語辞典』をいちばんよく使う。
・『例解新国語辞典』は中学生用で、その意味で参考になる。

 

■柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』(単行本 1994年8月発行)

・『新潮』を愛用。文学的に面白く読めるから。
柳瀬さんはジェームス・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』の翻訳で有名です。

 

■橋本治『橋本治が大辞林を使う』(単行本2001年10月発行)

・特に辞書の引き比べはせず、『大辞林』のみを使う。

 

■四次元ことばブログ

いつも拝読しております。ありがとうございます。
fngsw.hatenablog.com
国語辞書の購入の手引き 市販15種徹底比較【1種追加】という記事から、四次元ことばブログさんの各辞書のおすすめ度(★★★以上)を紹介させていただきます。

★★★★★『集英社』『小学館日本語新辞典』
★★★★ 『旺文社』『三国』『新明解』『現代国語例解辞典』
★★★  『岩国』『新潮』『三省堂現代新』『明鏡』

 

以上です。『広辞苑』は人気がありません。サンキュータツオさんは『広辞苑』を「国語辞典的百科事典」であるといっています。

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さて、私は、井上ひさしさんに習い、『角川必携』を2冊買って自宅と会社に置いて愛用しています。加えて最近、絶版らしい『新潮』を買いました。

さらに、この10月に出た『三省堂現代新国語辞典』をポチりそうです。
▼参考

fngsw.hatenablog.com

 

あぁ楽しい。しばらくの間、この「沼」にはまっていたいと思います。