iPhoneに『大辞林4』を入れていて、『広辞苑 第七版』の書籍版を持っていても、さらに『大辞林 第四版』の書籍版を買いました。
理由は『大辞林』の次の点で、『広辞苑』より現代語を中心に調べるには使いやすいだろうと思ったからです。
- 語釈を現代よく使う意味から列挙(広辞苑は語源に近い意味から)
- 漢字が見出し項目として本文中にある(広辞苑は別冊)
- アルファベット略語一覧が巻末にある(広辞苑は別冊)
科学や歴史に興味が出てきた小学生の息子と一緒に、リビングのテーブルでいろいろ辞書を見比べて調べ物をしたら楽しいだろうなぁ、と思ったこともあります。
今回両方を手にしてみて、本文中のイラストに大きな違いがあることがわかりました!
ティラノサウルスのイラストを比較
息子にどう興味を持ってもらおうかと、男の子が好きな「ティラノサウルス」を引いてみました。
『大辞林』
『広辞苑』
イラストでは『広辞苑』が圧勝です!
『広辞苑』にあって『大辞林』にないイラストを紹介
『広辞苑』は「て」ではじまる古代生物がこんなに出ています。
「ティタノサウルス」
「ディメトロドン」
「ティラコスミルス」
「デモスティルス」
これらは『大辞林』では「ディメトロドン」「デスモスティルス」が立項のみで、イラストはありません。
他にこんなイラストも、『広辞苑』にあって『大辞林』にはありません。
「オリオン座」
「コアラ」
「骨格」
「神経系」
「せあかごけぐも」
小学生の男の子が楽しめそうなイラストでは、『広辞苑』が圧勝です。
都道府県や市町村の面積と人口
また、ともに都道府県名や市町村名を立項していても、『広辞苑』には都道府県は面積と人口、市町村は人口の記載があります。
『大辞林』は面積も人口も記載なし、です。
まとめと使い分け
『広辞苑』の百科事典としての特長がよくわかる比較でした。
わが家で使い分けるならこんな感じです。
『広辞苑』…リビングに置き、家族みんなで百科事典代わりにいろいろ調べる
『大辞林』…書斎に置き、私が現代語を中心に情報発信のために使う
外観のデザインも、息子は『広辞苑』のほうがカッコいいそうです。
以上、広辞苑と大辞林を比較し、家族でリビングで使うなら広辞苑がおすすめという情報でした。