本多静六といえば、ビジネス書好きには『私の財産告白』『私の生活流儀』『人生計画の立て方』の三部作の著者として有名かと思います。
簡単なプロフィールをアマゾンの著者紹介から。
貧農に生まれながら苦学して東大教授になり、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍、日比谷公園の設計や明治神宮の造林など大きな業績を残すだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。
有名なことばは「職業の道楽化」「人生即努力、努力即幸福」「月給四分の一天引き貯金」でしょうか。
そんな偉人の記念館が、わが家から車でわずか20分の埼玉県久喜市の菖蒲総合支社にあることを知り行ってきました。
久喜市菖蒲総合支社の全景。広い駐車場はもちろん無料。
建物の前は公園になっています。
公園のラベンダー堤。例年6月頃が見頃だそうです。
近隣の案内図。
建物の入り口に立て看板があります。
入り口前の胸像。
記念館の入り口。
パンフレットがありました。
中は一室です。正面。
左側。
右側。
中にも胸像がありました。
目玉はノートや手帳の実物でしょう!手帳は能率手帳サイズです!
処世訓や名言も掲示されています。
公園についての実績の紹介。
設計した日比谷公園の模型。
建物全体の写真の通り、菖蒲町は今でも自然豊かな田舎町です。
こんな田舎の貧しい農家から出たにもかかわらず、努力一つで後世に残る公園の設計者になり偉人となった人物をリアルに感じることができる施設です。ネットや本の情報だけでなく、現場の空気を感じるいい機会になりました。
最後に、『私の財産告白』の「平凡人の成功法」にある名言を紹介します。
人生の最大幸福は職業の道楽化にある。
職業を道楽化する方法はただ一つ、勉強に存する。努力また努力のほかにはない。
商人でも、会社員でも、百姓でも、労務者でも、学者でも、学生でも、少しその仕事に打ち込んで勉強しつづけさえすれば、必ずそこに趣味を生じ、熱意を生み、職業の道楽化を実現することができる。
落合陽一さんの「ワークアズライフ」や堀江貴文さんの「遊びに没頭しろ!」の原点を見るかのようです。
以上、本多静六記念館の紹介でした。
▼本多静六記念館の概要
場所:埼玉県久喜市菖蒲総合支所5階
〒346-0192 久喜市菖蒲町新堀38
休館日:土曜日・祝日(日曜日の場合は開館し、翌日休館)
年末年始(12月29日~1月3日)
開館時間:9時00分~17時00分
入館料、駐車場代:無料
▼公式HP
市内の博士関係施設(本多静六記念館ほか):久喜市ホームページ
▼本多静六博士の図書三部作