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「宗教」「哲学」「道徳」の違いは?

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昨年、『ブッダのことば』や『怒らないこと』といった、仏教関連の本を何冊か読みました。 

そこで、「宗教」「哲学」「道徳」という言葉の違いを、ちゃんと学んでおきたくなりました。

愛用の角川必携国語辞典には、次のように書かれています。

「宗教」

神などの絶対的な力のあるもの、またその他の神聖とされるものの力を信仰していとなむ行事や教えの体系

「哲学」

真理について根本的に考えようとする学問

「道徳」

人間が社会生活をするうえで、守らねばならない行動のきまり

なるほど、このように整理すると、スッキリします。

例えば『論語』は、「宗教」でなく「哲学」か「道徳」ということばがぴったりだと思います。

また『怒らないこと』も、本の内容は「哲学」か「道徳」だと感じます。

かわって、稲盛和夫さんの『生き方』にある以下の文は、「哲学」か「宗教」かなと。

宇宙には、一瞬たりとも停滞することなく、すべてのものを生成発展させてやまない意志と力、もしくは気やエネルギーの流れのようなものが存在する。

しかもそれは「善意」によるものであり、人間をはじめとする生物から無生物に至るまで、いっさいを「善き方向」へ向かわせようとしている。

 「宗教」が悪い、というのでは、もちろんありません。

神社が大好きですから!

「宗教」「哲学」「道徳」の3つの言葉を、間違えずに使っていくように心がけます。

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