マイナポイントの申し込みについてのブログ記事を書いていて、そういえば「申し込み」か「申込み」か「申込」か、正しいのはどれなの?と気になりました。
総務省のパンフレットを見ると、「マイナポイントの予約・申込」「マイナポイントを申し込んで」「『マイナポイントの申込み』をタップ」とバラバラです。なぜ?校正ミス?そんなはずは…。
「角川必携国語辞典の他によく引いている国語辞典と その目的の紹介」の記事に、現代国語例解辞典は独特の見出しでことばの標準表記を確認するのに役立つ、と書きました。
今回も現代国語例解辞典を引いてみます。
【もうし-こみ 申し込み】
申し込むこと。『お申し込みはお早めに』▼教科書・新聞・放送などでは「申し込み」だが、公用文では「申込み」と書かれる。複合語になると「申込書」のように、どの分野でも送り仮名をつけない。※▼は補助注記
なるほど!
標準表記は「申し込み」で、公用文では「申込み」、複合語では「申込」なんですね。
確かに総務省発行のパンフレットは、この説明の通りに使い分けられています。
さっそく過去記事を直します。タイトルは頻繁に変えたくないところですが、知ってしまったからには仕方ない…。
ちなみに他16種の小型国語辞典を見ると、明鏡国語辞典だけに同様の説明がありました。
複合語は送り仮名をつけないことだけがわかるのは、三省堂現代新国語辞典、新選国語辞典、例解新国語辞典、旺文社標準国語辞典です。
その他では表記の違いはわかりません。
一番の愛用は角川必携国語辞典としても、やはり現代国語例解辞典は座右から手放せない国語辞典だな、とあらためて感じる一件となりました。
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