中谷彰宏さんの読書日記の影響で、タイトルだけの読書日記をつけはじめてから、今月でちょうど1年。
タイトルだけでも、その時考えていたことなど、いろいろな思い出がよみがえって、始めてよかったとしみじみ感じています。
そこで、幼少時から今までに読んだ思い出に残っている本を、振り返ってみたくなりました。
以下、思いつくままに、書いてみます。
幼少時代
しろいうさぎとくろいうさぎ(ガース・ウイリアムズ)
二匹のうさぎの純愛物語の絵本です。
こんな結婚をするんだと、淡い思いを持っていました(恥ずかしい!)。
うさぎの表情がなんともかわいい、とても絵がきれいな本です。
今でも、この本を思い出すと、なんともいえない幸せな気持ちになります。
小学校時代
シャーロック・ホームズの冒険(コナン・ドイル)
言わずと知れた推理小説。
学校の図書館で借りて、全集を読みました。
知的さに憧れていたんでしょうか。
NHKで放送されていた、テレビドラマもよく見ていました。
当時の親友も大好きだったので、共通の話題で盛り上がったな~。
「本を読む」という行為は、この本からはじまったように思います。
それいけズッコケ三人組(那須正幹)
個性的な三人の子供の冒険物語。
「ズッコケ三人組」という言葉が妙に印象に残っています。
このシリーズ、なんと「ズッコケ中年三人組」として、中年になった三人のお話が出ているんですね!
いじめや、裁判員といった、現代のトピックを取り上げているようです。
読んでみようと思います。
中学時代
担任の先生が読書好きで、本を読むことを勧められましたが、どの本も記憶にありません。
その他のいい思い出も、あまり思い浮かびません。
いろいろ思い悩んでいる、難しい時期だったんでしょうかね。
高校時代
こころ(夏目漱石)
高校の教科書に載っていました。
授業で輪読中に、女の子が感極まって泣き出したことを鮮明に憶えています。
その後文庫を買って全文を読みました。
「三四郎」「それから」「門」も、高校時代に読んだと思います。
「吾輩は猫である」と「坊ちゃん」は未読。
読んでおけばよかった!
いや、今からでも遅くない、読んでみよう。
人間失格(太宰治)
読んだけれど、なぜか、内容を思い出したくない、そういう意味で印象に残っている本です。
大学時代
カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)
卒業を間近に控え、「これをやった!」というものが欲しいと思い、一番難しそうだという理由でドフトエフスキーを読むことにしました。
いま思うと、単なる知的功名心ですね。
大家さんの家を増築したような、東京練馬区上石神井の古いアパートで、一人ドストエフスキーを読んでいたことが懐かしく、いい思い出になっています。
特に、大審問官の話が強烈でした。
内容は、松岡正剛さんの千夜千冊に詳しいです。
いま、この解説を読んでも、当時の記憶がよみがえってきます。
勢いで、「罪と罰」「白痴」「悪霊」も一応読破しました。
以上、それぞれ懐かしい思い出です。
一つ一つ思いだすことで、自分の価値観を見つめ直すことができたような気がします。
本っていいですね。
社会人編も、振り返ってみます。