ふとテレビをつけたら、東証二部上場の回転寿司チェーン、あきんどスシローの矢三(やそ)社長が情報番組に出ていました。
元寿司職人さんらしく、腰が低く内気な感じて話をされていたのが、成功の秘訣を聞かれて、キリッとひきしまり、力強く一言、「信念を持って行動すること」。
いわく、情熱だけでは、だめ。
信念とは、行く道やゴールの目的が明確になり、プラスアルファされたもの。
情熱だけ、やる気だけでは空回りしてしまう。
信念というのは、己のつらぬく道を示していて、ちゃんとそっちに向かって行けるもの。
信念を持って、信念に到達できる、行動をとりましょう、とのこと。
「信念」という言葉の意味を明確に自分の中に持っていなかったので、勉強になりました。
ちなみに矢三社長は、家賃10万円の2LDKのマンションに一人暮らしで、テレビなし、必要最小限の家具しかない質素な生活。
『修身教授録』にある「捨欲即大欲」、
人間は自分一人の満足を求めるチッポケな欲を徹底的にかなぐり捨てる時に、かつて見られなかった新たな希望が生まれ出るもの
とは、こういうことかなと学びました。