このところ、私たち団塊ジュニア世代を含む40代、50代に悲観的なことをいくつか書きました。逆に、元気が出ることも、書いていきたいと思います。
まずは、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』p444から。
普通の人が創造力を最大限に発揮できるのは、通常、四〇歳以降である。
なぜか。
四〇歳以降になると、それ以前に増して過去に蓄積されたあらゆる情報が相互に、必要に応じて結びつく確率が当然のことだが高くなる。どんなつまらない情報でも、異質なもの同士の結びつきは、新しいものを生み出す。三〇歳の人は約一万一〇〇〇日を生きたことになる。四〇歳ではこれが約一万五〇〇〇日となる。創造力にとって、歳月は大きな味方なのだ。このことは、四〇歳になるまでに失敗したことのある人や、四〇歳を過ぎて自分を老人だと思いこんでいる人に勇気を与えるだろう。
だから、
四〇代から五〇代が人生で最も実りのある年代なのだから、恐怖と身震いでその年代のくるのを待つのではなく、希望と期待を持って待つべきであろう。
そうさ!まだまだ人生これからだ!
40歳以降に成功した人の例として、ヘンリー・フォード(自動車王)、アンドリュー・カーネギー(鉄鋼王)があがっています。この本には出てきませんが、カーネル・サンダースがフライドチキンを完成させたのは49歳です。
一方で、
偉大な発明、発見につながるインスピレーションは若いときに出やすい。
ともあります。これは意識しておく必要がありますね。
確かに、いろいろとチャンスがあるようにも思います。
第一次ベビーブームが親世代、第二次ベビーブームが当事者なので、人口が多い世代の状況がわかりやすいこと。子どもがいれば、親の心理がわかること。子どもがいなければ、その価値観がわかること。まだ携帯端末がない時代の、子どもから20代までの遊びや自然に触れた体験が、価値を産んでくるかもしれないこと。20代からPCやIT機器に触れているので、親世代ほどそれらに疎くはないこと。などです。
※参考 2015年の人口ピラミッド 統計局ホームページ/統計Today No.114 より
以上、「創造力を最大限に発揮できるのは四〇歳以降」ということばの紹介でした。
紹介図書。内容のいくつかは好みではありませんが、この一節には力をもらいました>>>

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