辞書を買わなくても、出版社のホームページから無料で聞けるものまであります。
そんな無料のものの中から、特に内容が充実している3つを紹介します。
グランドセンチュリー英和辞典
主な内容に、発音解説(母音・子音・音のつながりなど)、場面別会話例(ホテル・空港など)、機能別会話例(あった時・提案する・反対するなど)があります。
発音解説は口の形のイラストつきです。
発音の解説は、辞書の冒頭にある内容に沿った音声データです。
会話例は辞書の本文には見当たりません。
多数の会話例が収録されているので、過去の版にあったものでしょうか。
せっかくなのでテキストの一覧があれば、さらにうれしいですね。
コアレックス英和辞典
巻末付録「発音解説」の子音と母音の発音と、オリジナルの短い会話例です。
音声データはWebで再生もダウンロードもできます。
また、会話のスクリプトもダウンロードができて便利です。
コアレックス英和辞典の最新は第3版ですが、巻末付録の「発音解説」は第2版から内容が変わっていないようですので、第2版を持っている人も活用できる音声データです。
コンパスローズ英和辞典
Web特設ページの「聞くに効く!」から「リスニングのポイント」を聞くことができます。
内容は音の結合や脱落などの、日本人の苦手な聞こえにくい音の解説と音声です。
内容は同じ研究社のライトハウス英和辞典の付録で、ルミナス英語辞典の別冊として別売(定価500円+税)もしているCDと同じ内容のようです。

今の英和辞典は進化している
グランドセンチュリーやコンパスローズで音声データになっている「音の変化」について、50歳手前の私は中学から高校までの学校教育で習った覚えがありません。
特に中学では、一語一語区切って音読していた記憶があります。
社会人になって野口悠紀雄先生の『「超」英語法』を読んではじめて知り、だから英語を聞き取れなかったのかと痛感しました。
中学で英語を学び始めたときに知っていたら、もっと英語を身近にできたかも!と思っています。
いまはこういった内容が辞書出版社のサイト無料で学べるとは、英和辞典の進化を感じることができました。
以上、最近の英和辞典は音声データが充実しているぞ、という情報でした。



