しあわせ情報室

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中学生向け英和・和英辞典の合本版には 英和辞典と用紙が違うものがある!

中学生向け英和辞典を比較しおすすめを考える 最初の一冊は?【2020年版】」の記事で、総項目数1~1.7万の中学生向け英和辞典は、用紙がすべて白く厚いことを書いています。

昨日ふと行きつけの書店の辞書コーナーに立ち寄り、何気なく『ジュニア・アンカー英和・和英辞典』の店頭見本を手にすると、ん…?、用紙がクリーム色ではありませんか!ページをめくると紙が薄い!

あわてて隣の『ジュニア・アンカー英和辞典』を開くと、用紙の色味も手触りも全く違う!

さっそく店頭の全種類をチェックします。すると他にも用紙を変えているものがあるー。違いを確認した英和・和英辞典は、次の3つです。

 

ジュニア・アンカーのガールズエディションディズニーエディション、初級クラウンのシロクマ版、プログレッシブのCharming Editionも、同様に用紙を変えています。

さすが学研、三省堂、小学館という辞書の大手は芸が細かい!

私の一推しのマイスタディや、Challenge、ニューホライズン、ハウディは同じ用紙でした。

 

参考までに、同じ学研で英和辞典の用紙の違いを比較した写真です。右の『ジュニア・アンカー英和辞典』の本文880ページを、左の『アクセスアンカー英和辞典』の同じページ数で比べました。厚さも色味もずいぶん違うことがわかります。使っている用紙にこれだけの差があるということです。

ジュニア・アンカー アクセスアンカー英和辞典 厚さ

3社とも、英和と和英の合本版はページ数が多く本体が重くなるので、薄い用紙を使ってくれているのでしょう。逆に合本版の用紙で英和辞典をつくると見た目に薄くなり、店頭での見栄えが悪くなってしまうのでしょうか。

辞書は厚い紙のほうが等級が下がり原価が安いが、販売部は店頭での見栄えや信頼感のために辞書の厚さを求めた、いうエピソードが、岩波書店で長年辞書づくりをされた増井元さんの『辞書の仕事 (岩波新書)』という本で紹介されていますので(p173)。

学研は『ニューヴィクトリーアンカー英和辞典』の第4版への改訂で、用紙を薄く軽く使いやすいものに変更して、ページ数を増やしても全体を薄くする英断をしてくれました。

同じことを中学生向けの英和辞典や和英辞典でも、していただけないものでしょうか。学研、三省堂、小学館のいずれかでも、すでに合本版で用紙の採用実績があるので難しくはないはずです。

それだけで、微力ながら私は一推しにします。他社と差別化になり、SNSの口コミでも広まると思うのですが…。

中学生は厚くて重い英和と和英の合本版より、薄く軽い英和辞典を使ってまずは辞書を引く習慣を身につけたほうがいいと思っていまいたが、合本版のほうが用紙が上質となると、なかなか悩ましいところです。

逆に英和・和英辞典の合本版がほしい方は、この3つが有力ですね。

以上、中学生向け英和・和英辞典の合本版の一部は、英和辞典と用紙を変えていた、という情報でした。