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高校生向け電子辞書を英和辞典で比較 おすすめはエクスワード!

左がエクスワード・右がブレイン(ともに現行と同型の2019年モデル)

2022年現在、電子辞書はカシオのEX-word(エクスワード)シャープのBrain(ブレイン)の2強です。

高校生になって電子辞書を買うとしたら、どちらがいいか迷うところです。

そこでこの記事では、両方を買って英和辞典を使ってわかった違いを紹介します。

結論としては、英語の勉強で引く『ジーニアス英和辞典』の使いやすさで、エクスワードが断然おすすめです。

理由は、多義語の「語義インデックス」の表示と動作の違いです。

目次
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ジーニアス英和辞典の「語義インデックス」とは

語義インデックス」とは、『ジーニアス英和辞典』の最新第5版にある多義語で知りたい語義をすぐに見つけられる一覧です。

紙の辞書の例はこちら。

ジーニアス英和辞典 多義語 break
ジーニアス英和辞典 特設サイトの「語義インデックス」の説明にある「break」と実物は少し違います)

多義語の語義が最初に一覧できて便利です。

カシオ エクスワードでの表示

エクスワードの『ジーニアス英和辞典』で「break」を引きます。

紙の辞書と同じ「語義インデックス」が最初に出てきます

エクスワードでのジーニアス英和辞典でbreakを引く

さらに、青い丸をペンでタッチするとその項目にジャンプします。

エクスワードでのジーニアス英和辞典の語義インデックスの動作
エクスワードでのジーニアス英和辞典の語義インデックスの動作
エクスワードでのジーニアス英和辞典の語義インデックスの動作

知りたい語義の解説にすぐにアクセスできて便利ですね!

写真は私が持っている2019年のモデルですが、2022年の最新モデルも同様の表示と動作です。

シャープ ブレインでの表示

ブレインの『ジーニアス英和辞典』で「break」を引きます。

せっかくの「語義インデックス」が、最初には出てきません

ブレインでのジーニアス英和辞典の表示

どこにあるか探すと、右側上部の「解説」をタッチすると出てきました。

ブレインでのジーニアス英和辞典の表示

しかしここで知りたい語義の部分をタッチしても、その項目にジャンプする機能がありません!

写真は私が持っている2019年のモデルですが、2022年の最新モデルも同様の表示でした。

ウィズダム英和辞典とオーレックス英和辞典では

ジーニアス英和辞典』と同レベルの『ウィズダム英和辞典』と『オーレックス英和辞典』も、エクスワードとブレインの両方に入っています。

そこで『ウィズダム英和辞典』でも確認すると、多義語の「語義のインデックス」がエクスワードでは最初に出てきますが、ブレインでは「解説」をタッチしないと出てきません。

エクスワードのウィズダム英和辞典でbreakを引く
(エクスワード)
ブレインのウィズダム英和辞典でbreakを引く
(ブレイン)

オーレックス英和辞典』の「語義の要約」も同様です。

(エクスワード)
(ブレイン)

インデックスから知りたい語義の解説にジャンプするのは、エクスワードの『ジーニアス英和辞典』だけでした。

エクスワードがおすすめな理由

英語の学習に有益だからこそ、各英和辞典には多義語の「語義インデックス」や『語義の要約』があるはずです。

よって英語の勉強には、英和辞典の辞書引きで多義語の意味がすぐに一覧できて、ジャンプ機能もあるエクスワードが断然おすすめです。

電子辞書としてのハード面での大きな違いは、エスクワードは電池式ブレインは充電式なことです。

ブレインは画面を折り返して縦型に使えることも魅力です。

これらの違いで、どちらが使いやすいか比較するつもりだったのですが……。

英和辞典を引くというソフト面で、エクスワードとブレインには大きな違いがありました。

この違いが、エクスワードをおすすめする理由です。

収録辞書の違いをチェック

エクスワードとブレインの英和辞典と国語辞典の収録辞書の違いもチェックしておきましょう。

スクロールできます
収録辞書エクスワード
スタンダード
SX4810
エクスワード
英語強化
SX4910
ブレイン
スタンダード
PW-H2
ブレイン
英語強化
PW-S2
ジーニアス英和大辞典
リーダーズ英和辞典
ジーニアス英和辞典
ウィズダム英和辞典
オーレックス英和辞典
コンパスローズ英和辞典
ベーシックジーニアス英和辞典
広辞苑
大辞泉
大辞林
新明解国語辞典
明鏡国語辞典

エクスワードかブレインか

エクスワードもブレインも『ジーニアス英和辞典』『ウィズダム英和辞典』『オーレックス英和辞典』が入っています。

高校生の英語の学習にはこの3つで十分です。

ブレインにある『コンパスローズ英和辞典』は、『ジーニアス英和辞典』と同じレベルで2018年に出た最新の辞書で「語のイメージ図」などが魅力です。

しかし、エクスワードで多義語の「語義インデックス」が最初に出ることの方が、英語の学習には有利です。

各英和辞典の詳しい特長は別の記事に書いています。

スタンダードモデルか英語強化モデルか

また高校生向けの電子辞書には、「スタンダードモデル」と「英語強化モデル」があります。

英語強化モデルに入っている『リーダーズ英和辞典』は、英文を読むことに特化した実務向けの英和辞典です。

ブレインの英語強化モデルにのみある『ジーニアス英和大辞典』は学習にも使える大辞典ですが、高校生が日常の学習で使うには情報量が多すぎるでしょう。

その他に学習コンテンツなどで違いがありますが、そこまで全部を使うとも思えません。

また国語辞典では、「広辞苑」「大辞泉」「大辞林」も代表的な中型国語辞典なので、高校生の学習にはこれら一つと『新明解国語辞典』『明鏡国語辞典』で足りるでしょう。

※『明鏡国語辞典』はエクスワードが第2版、ブレインが最新の第3版です。

まとめ

エクスワードはブレインと比べて、英和辞典で多義語の語義のインデックスが最初に表示されるのが魅力です。

また高校生の日常の英語の学習では、「英語強化モデル」でなく「スタンダードモデル」で十分です。

よって、高校生向けの電子辞書はエクスワードの「スタンダードモデル」がおすすすめです。

以上、高校生向け電子辞書のエクスワードとブレインを英和辞典で比較した情報でした。

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