生後3カ月のこどもに読み聞かせする本 の記事で紹介した、『声に出して読みたい日本語』の中に、平家物語の一節があります。
冒頭は、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」ですね。
この「諸行無常」ということばは、栄えていてもいつかは滅びるという、はかない意味と思っていたのですが、理解が浅かったようです。
教わったのは、5月に読んだ「らくらく瞑想」で夢はかなう (無能唱元)。
釈迦は「諸行無常」といいました。
「万物すべて、一瞬たりとも変化しないものはない」と断言したわけです。
(中略)
ところが、私たちは、この「無常」を「無情」のような意味合いに考え、用いていたようです。
しかし、これはむしろ逆なのです。
「不都合や不幸がそのままで終わるわけがないのだ。希望に目覚めよう」といっているのです。
悪い習慣も、因果も、変えられる。
それが「諸行無常」なのですね。
大きな学びでした。
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