phaさんの著書『ゆるくても続く~知の整理術 (だいわ文庫)』 の中で、生涯大切にしたいことばに出会いましたので紹介します。
知識は人を自由にする。(p247)
何かの知識を調べて覚えて活用する技術は、人生のあらゆる場面で必要となってくるものだ。
知識があれば避けられる不幸が、人生には結構ある。だけど、たまたま知らないばかりに苦労し続けてしまっている人は世の中に多い。(p5-6)
これを読んで第一感に思い出したのは、福沢諭吉の『学問のすすめ』です。
こうあります。
人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なるものは貧人となり下人となるなり。
「知識は人を自由にする」と「物事をよく知るものは貴人となり富人となり」は、全く同じ考えでしょう。
すぐ次に福沢諭吉が、「専ら勤むべきは人間普通日用に近き実学なり」と言っていることも、忘れずにチェックしておきたいところです。
また今は福沢諭吉の時代より、市井の人々が得ることの知識はずっと増えましたが、逆にテレビやインターネットを通じて、社会的な強者や供給者の論理が絶えず流れ込んできます。
情報過多な現代だからこそ、正しい情報にアクセスして適切な知識を得ることを心がけていないと、不自由な人生を強いられてしまいます。
社会的に多少不自由があっても、精神的には自由でいられるように、知識を学ぶことを楽しんでいけたらいいですね。
その結果として、経済的にも自由を手に入れられたら最高です。
そしてphaさんの「知識は人を自由にする」は、こう続きます。
そして、知識は誰のものでもなく全人類に共有されるべきものなのだ。(p247)
なるほど。
そこでこの一文からヒントを得て、このブログのテーマを「しあわせのための知識」として、「しあわせ情報室」のタイトルの下に書いてみました。
小さな知識でも、訪れた方に共有できるような情報発信の継続を目標にします。
以上、phaさんの著書『ゆるくても続く 知の整理術』から、「知識は人を自由にする」ということばの紹介でした。