カメラにはほとんど関心がなかった私も、息子が生まれる前に、生まれてくる子の思い出を少しでもきれいな写真で残したいと思うようになりました。
そして息子が生まれる直前の2009年1月に、デジタル一眼レフカメラの「Canon EOS Kiss Digital X2 ダブルズームレンズキット」を買いました。
その後、PanasonicとOLYMPUSのミラーレスのデジタル一眼と、いくつかのコンバクトデジタルカメラを経て、現在はPanasonicのコンデジ「LUMIX DMC-FZ1000」「DMC-LX100」「DMC-TX1」の3台体制になっています。
目的はただ一つ、わが子の写真と動画を撮るためです。
風景や鳥や人物ポートレートの写真作品を撮るためでなく、 「子どもや家族の思い出をいい画質で写真も動画も残すためのツール」と考えたときに、画像センサーのサイズが1インチ以上で電動のズームレンズを持つコンデジの複数体制に行き着きました。
ビデオカメラは持っていません。
この記事ではこれらのコンデジ3台の特長や用途と、ここに至るカメラ遍歴を紹介します。
Panasonic DMC-FZ1000

- 1インチのセンサー
- 広角25ミリから望遠400ミリ(35mm換算)でF2.8-F4.0の明るいレンズ
- フルHDで60p、4Kで30pの動画も撮れる
- 運動会などの大きなイベントで広角から望遠まで写真も動画も撮る
Panasonicのホームページでコンパクトカメラに分類されている、コンパクトではない大きさのレンズ一体式のカメラです。
現行機種はこちらのFZ1000M2。
Panasonic DMC-LX100

- マイクロフォーサーズのセンサー
- 広角24ミリから中望遠75ミリだがF1.7-F2.8の明るいレンズ
- フルHDで60p、4Kで30pの動画も撮れる
- 誕生日やクリスマスなどの室内イベントや夜に強い
- ここ一番できれいな写真を撮りたいときに
社外製のレンズフィルターとレンズカバーを付けています。
現行機種はこちらのLX100M2。
Panasonic DMC-TX1

- 1インチのセンサー
- コンパクトなボディに広角25ミリから望遠250ミリのレンズ
- フルHDで60p、4Kで30pの動画も撮れる
- 日常の記録と旅行用
- ソフトテニスの試合の動画もこれで撮っている
- LX100と同じ電池なことも便利
この中で唯一の現行販売機種です。
それぞれ代えがたい特長があり、息子が写真を撮らせてくれるうちは手放せません。
以下は、過去に持っていた機器の記録(あるいは反省…)です。
過去保有 デジタル一眼カメラ ボディ
- Canon EOS Kiss Digital X2
- Panasonic Lumix LUMIX DMC-GF3
- Panasonic Lumix LUMIX DMC-GX1
- Panasonic Lumix LUMIX DMC-GH3
- Panasonic Lumix LUMIX DMC-GM1
- Panasonic Lumix LUMIX DMC-G7
- Olympus OM-D EM-5
過去保有 交換レンズ
- Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
- Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS
- Canon EF50mm F1.8 Ⅱ
- LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH. H-H014
- LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
- LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.
- LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
- LUMIX G VARIO 14-140mm/F3.5-5.6 ASPH./POWER O.I.S.
- LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.
- LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
- LUMIX G VARIO 100-300mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
- M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
- M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
過去保有 コンパクトデジタルカメラ
- MINOLTA DiMAGE X
- FUJIFILM FinePix F40fd
- PENTAX Optio RZ10
- SONY Cyber-shot DSC-RX100
- Panasonic LUMIX DMC-TZ85
この中でもっともお金をつぎ込んだのは、PanasonicのGH3にLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8のレンズの組み合わせです。
カメラもレンズもPanasonicの当時の最高機種で、奥様に小づかいからの分割払いにしてもらって買ったのでした。
遍歴の振り返り
カメラ自体を初めて買ったのが2002年に結婚してすぐのことで、MINOLTAのコンデジ「DiMAGE X」でした。
数年使って電池がへたり、FUJIFILMのコンデジ「FinePix F40fd」に買い替えます。
そして息子が生まれる前にデジタル一眼レフの「EOS Kiss Digital X2」を買って、キットレンズの他に単焦点レンズのCanon EF50mm F1.8 Ⅱを買ったのが運の尽きで、物欲に勝てませんでした。
さすが「撒き餌レンズ」と言われるだけはあります。
私の場合はミラーレスを追加し、まずコンパクトなLUMIXの「GF3」を買い、すぐに「GX1」にチェンジし、並行してEOS KissをLUMIXの「GH3」に入れ替えてLUMIXのミラーレス大小2台体制にしました。
レンズにもいろいろと手を出します。
その後息子が成長するにつれて、GH3の大きさと重さが辛くなり、加えてレンズ交換が必要だとシャッターチャンスを逃すと考えるようになって、1インチのセンサーで広角から望遠まで一台で撮れるLUMIXのコンデジ「FZ1000」が子どものイベントでのメインカメラになりました。
小型のミラーレスも「LX100」にチェンジします。
この変更は、カメラで写真も動画も撮るようになったことも影響しました。
しばらくして前の会社の社員旅行でハワイに行くことになり、旅行用と言い訳してLUMIXの「TZ85」を追加します。
この「TZ85」が後に「TX1」になり、現在の「FZ1000・LX100・TX1の3台体制」の完成に至りました。
途中で人気のあったOlympus のOM-D EM-5や、SONYのDSC-RX100にも手を出しましたね…。
懐かしい思い出です。
振り返ると、コンデジのFinePix F40fdだけだったところに、デジタル一眼レフカメラのEOS Kiss X2を買ったのはいい経験でした(後の出費はかさみましたが)。
センサー、レンズ、絞り、シャッタースピード、ホワイトバランスなどといった写真の基本的な知識を、技術はあやしくとも学ぶことができましたので。
スマホのカメラも基本的な仕組みは同じです。
その後いろいろな機種に手を出したのは、ハマりぐせのある私としてはこの程度で済んでよかったとしましょう。
FZ1000とLX100は、形状やレンズがほぼそのままで後継機が出ていますので、初代がいい機種だったということです。
この2機種の選択は間違っていなかったのかなと思っています。
まとめ
子どもの写真も動画もそこそこきれいに残したくて、奥様の腕が当てにならず一人で戦いに挑むパパさんには、「LUMIX FZ1000(現行 FZ1000M2)」は特におすすめです。
1インチの大きさのセンサーを持ち、広角25ミリから望遠400ミリまでズームして、写真だけでなく4K動画まで撮れて、連射も得意です。
「FZ1000」を初めて小学校の運動会に持ち込んだとき、もっと早くこれにしとけばよかったと後悔しました。
スマホは最新のデジタル技術や複数のレンズがあっても、その形状から望遠は難しいでしょう。
ビデオカメラはセンサーが小さいので、きれいな写真の撮影は苦手です。
以上、一人の父親による、わが子を撮るためだけのカメラ遍歴の紹介でした。
カメラ選びを楽しむ一助になると幸いです。
■イチオシのカメラはこちらです。



