この記事では、 子どもに「パパママ」がスキーを教えて、ハの字で自由に曲がれる、プルークボーゲンができるまでの流れをまとめます。
できるだけシンプルで、最低限のものにしました。
パパママがスキーを教えるならではの心得と事前準備は、以下の記事にまとめていますので、ご参照いただけるとうれしいです。
平地にて
・スキーを履かないで走る、ケンケン、ジャンプ
・片足だけスキーを履く、歩く、ちょっと滑る(右左両方)
・両足スキーを履き、方向転換(トップ開く、テール開く)
・片足ずつスキーのテールを開いて雪をかき出す
・真っすぐ滑る(腰を押してあげる 自然に止まるところか、下で大人が止める)
ごく緩い斜面にて
・スキーを脱いで歩いて上の方に連れていき、スキーを履く
・真っすぐに滑り、スキーを三角にして(前を少し開いて、後ろはたくさん開く)止まる
・曲がる(曲がる外側の足のかかとを押し開いて、行きたい方向に三角の向きを変える)
リフトに乗って緩斜面にて
・リフト乗り場までの移動で歩く、登る
・リフトに乗る
・スキーを三角にして止まる(大人バックプルーク)
・曲がる(大人バックプルーク)
・なれてきたら、転び方、起き方
・自由に滑る
以下に補足します。
パパママやファミリースキーだからできるやり方
心得編でも書いたとおり、最初の滑る練習のときに、一人が上から滑らせて、一人が下で受け止め、子どもを安心させましょう。人件費ゼロですから、大人二人以上の大人数がかりで、みんなで楽しめます。
大人に教える場合との違い
大人向けの教本では、早めに 「登り方」 や「転び方」が出てきます。
子どもには両方ともつまらないと思うので、先に滑って楽しむことを優先してしまいましょう。
登り方は移動で必要なときに、転び方は左右に曲がれるようになってからでいいでしょう。
最初の練習で少し登らなければならないときは、スキーを外して歩き、上から滑るときにまたスキーをつけましょう。
しばらくは転んだら大人が起こしてあげるか、大人が前をバックプルークで滑り、転ばないように補助します。
子どもがわかることばを使う
小さなうちは「ハの字」といってもわかりません。
「三角」がいいと思います。
リフトに乗るタイミング
スキー場によります。
リフトに乗って行けるごく緩い斜面があるなら、ハの字で止まれるようになったらリフトにのせて、下に滑りながら曲がる練習をしましょう。大人はバックプルークで補助します。
ストックを持つタイミング
ハの字で自由に曲がれるようになってからでいいです。
それまでは足の動きや身体のバランスに集中してもらいましょう。リフトにのるための移動に必要ならその時だけ渡します。
以上、こんなところです。
うちの息子も緩斜面ではプルークボーゲンができるようになりました。
次は、パラレルターンですね。
でも、あまり興味がないようです。
そこで、教え魔にならずに、まずは楽しむことを優先して、一緒にいろいろな斜面を滑ってみようと思います。
無理にパラレルを教えるよりは、そのうち自然にパラレルに近づいていく方がいいかな、と思っています。
補足:子どもと一緒に見られる、DVD付の本
最後に一冊紹介します。
この本のDVDには、子ども自身が滑るところだけでなく、持つ、履く、はずすところや、ブーツのはかせ方まで収録されています。
税抜1,204円と安価ですが、参考になります。