息子(小4)が、今月からソフトテニスのスポーツ少年団に入ります。
これまではスクール(習い事)で、水泳やサッカーをやってきました。
そこで、「スポーツ少年団(略してスポ小とも)」は、親の手伝いがあるとよく聞くけれど、違いは何ぞや?と、公式ホームページやネットの情報を調べました。
内容をまとめておきます。
スポーツ少年団とは
・公益財団法人日本スポーツ協会(旧称:日本体育協会)に登録している公的な団体
・登録要件は、登録する年の4月1日現在満3歳以上の団員10名以上と、有資格指導者2名以上
▼日本スポーツ協会 公式ホームページ
https://www.japan-sports.or.jp/club/tabid66.html
▼公式 ガイドブック
https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/syonendan/kouhou/H28-29_gaidobook.pdf
(以下、ガイドブックから私が知りたかったことの抜粋)
- 昭和37年(1962年)創設
- 現在、団数約32,000、団員数約701,000人
- 子どもたちに地域を基盤としたスポーツの場を提供することにより、正しいスポーツを計画的、継続的に実践し、それによって子どもたちを健全に育成しようとつくられた
- 特色5つの要素 ①子どもたちが ②自由時間に ③地域社会で ④幅広いスポーツ活動を ⑤グループ単位で行っている
- 昭和51年に有料登録制を導入
- 理念:スポーツの歓びを提供する。こころとからだを育てる。地域づくりに貢献する。
- 創設当時の説明:毎日至る所でキャッチボールをしたり、泳いだり、キャンプに行ったりする少年たちを見かけるでしょう。それらを、もう少し組織的に、もう少し計画的に、もう少し目的々にしたものをスポーツ少年団と呼びます。
- 組織は、子どもたち(団員)、団員リーダー、指導者、育成母集団、からなる
- 育成母集団とは、活動を支える”母体となる集団”という意味で、母親たちの集団ということではない。子どもたちを財政面、労力面、精神面で支援する。
- 育成母集団のつくり方や運営方法は、基本的にはPTAなどの組織と同じ
- 指導者は、たとえボランティアであっても子どもを指導する立場である以上、法的、社会的責任を負う
- 会費は、どのような活動をどれだけするかで決まる
- 「子育ては家庭の役割」と言ったのは昔のこと。今は、地域社会の中でだれもが参加しやすい居場所づくりをすることや、スポーツ、文化活動などを通して地域と家庭の支えあいの関係をつくることで、子育てを支援していくシステムが求められている
これらの情報から、スクールとの違いのおぼえがき
- そのスポーツをやりたい人が集まって、地域で活動する会
- 大学のサークルや、地域の同好会に近い
- よって、参加する人が運営にも参加する
- 子どもだけでは運営できないところを、親や地域住民が手伝う
- 対してスクールは、株式会社や個人が営利目的で運営する私的団体。親がお金を払った相手方に子どもを預ければよい、というところが少年団と違う。
- 少年団の指導員への謝礼は、その会の決めごとなので決まりはない。公式HPによるとボランティアでゼロのところが多いようだ。
ここまで整理して、だからスポーツ少年団は親がいろいろ参加し手伝うのか~と、理解しました。
一方で、もともとは近所の公園で遊んでいた子どもたちをまとめたもの、ということなので、土日に仕事で運営を手伝えない親がいたら、助け合ってお互いの子育てを支えることも、あっていいかなぁと感じます。
さて、なぜスクール選びよりもスポーツ少年団選びを注意したいか?というと、指導員がほぼボランティアであるために、その指導員の性格が運営にもろに出やすい、というところです。
いくつか見学や体験参加に行った中である指導者は、試合で納得いかないプレーをした子どもに、試合中でも大声で怒鳴りました。その子は小3なのに・・・。
その団の親たちは、指導に対する意見は言えないようでした。
納得しているかどうかわかりませんが、ボランティアで指導してもらっている、ということがあるんだと思います。
今時、ちゃんとした会社が運営するスクールなら、あんな指導はないかなぁと。
以上のように、スポーツ少年団は、指導者の性格や考えが強く反映されます。
事前にホームページを見たり、体験に行ってみたり、他の親に聞いたりして、指導者の考えや雰囲気を理解したうえで、参加を決めたほうがいいですね。
※追記:何の因果か、スボーツ少年団認定指導員になりました。