【しあわせについて学ぶことば】シリーズ、その20です。
堀江貴文さんと落合陽一さんの共著『10年後の仕事図鑑』から、次のことばを紹介します。
これからは、自分で生き方をデザインしなければならない時代になっている。「こんな人生が幸せである」といった理想の人生モデルが崩れかけているのだ。
(中略)
インターネットが世界を狭め、グローバルにつながった現代に、”画一的な幸せのロールモデル”は存在しない。これを悲壮なことだととらえるのか、素晴らしいことだととらえるのかはあなた次第だ。(p3)
堀江さんの時代を捉える嗅覚が優れていることは、過去のインターネット事業、プロ野球参入計画、ニッポン放送買収、刑務所での服役を経た今の姿から、確かでしょう。
このことばも、その嗅覚の一つだと感じます。
画一的なロールモデルがない現代では、何がしあわせなのか自ら考え続けていないと、情報の洪水の中で自分を見失う、と私は意識しています。
また堀江さんは著書の『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』に、「成功者をバッシングするのか、それとも称賛するのか。これは『嫉妬心』と『向上心』の分かれ道」「すべての羨望は、向上心に転換可能」と書いています。
堀江さんと同じ年の同じ月に生まれた一人として、堀江さんを成功のロールモデルにするのではなく、一方でリッチな堀江さんに正直に感じる羨望を、嫉妬心でなく向上心に転換していきます!
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