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進学塾の内情とは? 小学5年生になる息子の塾選び

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息子が幼稚園時代から週1回お世話になっていた学習塾が、小学4年生までが対象のため、この3月で終わりになりました。

5年生になる4月からどうしようかと、いろいろ考えてきました。

おおたとしまささんの著書『小学生の親が高校受験のために今からすべきこと』にあるように、現在小学校ではテストが簡単になり、学校の勉強だけでは訓練が足りないとすれば、中学受験をしないとしても、塾にお世話になるしかありません。

ではどう選ぶか。

前に、10歳からの子育てを考えて読んだ松永暢史さんの『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい!』に、「進学塾の内情」が書かれています。 

松永さんはこの本の中で、大手の有名進学塾は、外食産業のチェーン店と経営スタイルが似通っていると言います。 

どういうことかというと、外食チェーンが 「セントラルキッチンで大量生産したものを提供する」ように、「大手の塾は指導法をメソッド化して大量印刷し、それに沿って子どもを指導していく」。

外食産業では店長、塾で言えば教室長が多少経験のある社員で、他のスタッフは学生のアルバイト

ゆえに、両方とも店舗数と立地で勝負し、それによって利潤を追求している企業である。

アルバイト代はそれほど高くはなく、「経営の規模が大きなところほど、本社の上層部だけが甘い蜜を吸えるようなシステムになっている」。

よって、外食産業のファーストフード店をサービスや味を割り切って便利に利用するように、「大手進学塾も『教えてもらえるのはこの程度』とわかった上で子どもを通わせていればいい」、ということです。

『AERA』2018年9月24日号の「塾と予備校」特集にも、難関校に強い塾の「受験勉強のスタイル自体はどこも似たり寄ったり」とあります。

受験エリートは、「大量の課題をこなす『処理能力』と『忍耐力』があること」、「与えられた課題に疑問を抱かない『従順さ』」 の3つが条件だそうです。

この「処理能力」「忍耐力」「従順さ」って、まさに「AI」が得意な分野ですね…

要は、大手進学塾の経営スタイルは、マクドナルドや吉野家と同じということです。

これは、私自身が私学の教育産業で働いているので、その通りだと納得です。

さて息子の塾選びですが、私自身が、全国展開している二つの塾に話を聞きに行ってみました。

ともに、教室長は真面目で人のよさそうな方です。

この方々が悪いのではないのですが、やはり経営スタイルが松永さんのいうような利潤追求型になっているようで、見送りました。

別の、個人経営でやっている塾に奥様が見学に行ったところ、できる子はできるなりに、まだまだの子は習熟度にあわせて、フレックスにいろいろと課題を与えてくれるようです。

息子と奥様が2回体験授業に行きすっかり気に入ったようで、こちらの塾でお世話になることになりそうです。

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