先週土曜に、息子が無事に10歳になりました!
まだ学年はひとつ下ですが、年は『ドラえもん』の「のび太」と同じです。

このところの息子には、体つきがガッシリしてきたり、言うことがしっかりしてきたりと、いろいろな変化を感じます。
自分の10歳のころを思い出すと、勉強やスポーツで周りとの差を感じたり、好きな女の子を意識したりと、これくらいのときからの記憶がいろいろと残っています。
また、小学校5、6年で担任だった先生の影響を、特に強く受けたように思います。
こんな自身の経験から、10歳を目安に、息子への接し方を変える必要があるのかな、と感じています。
そこで、次の3冊の本を選んで読んでみました。
- 『10代からの子育てハッピーアドバイス』(明橋大二)
- 『子育ては、10歳が分かれ目。 』(高濱正伸)
- 『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい!』(松永暢史)
以下に紹介します。
『10代からの子育てハッピーアドバイス』
著者の明橋大二先生は精神科の医師で、スクールカウンセラーとしても経験が豊富です。
明橋先生によると、
10代は、子どもの依存(甘え)と自立(反抗)の行ったり来たりがとても激しくなる時期
です。
そして「反抗」は、子どもの心が健全に育っている証拠であり、「反抗」=「自立」だということです。
またこの本では10代の大きな問題である「いじめ」「不登校」「非行」に、明橋大二先生が真剣に答えています。
これらにも注意して、息子の成長を見守っていきます。
『子育ては、10歳が分かれ目。』
花まる学習会代表の高濱正伸さんの著書です。
高濱さんは、
これから子どもが知りたいのは、「建前」ではない「本当のこと」「本音」
だと言います。
そして「本当のこと」を教えられるのは、同性の大人だけだということです。
高濱さん自身が男性だからか、今回紹介する3冊の中でこの本がもっとも「父親」としての役割が書かれています。
また、小学5年生になる4月1日に、親から子に
をすることをすすめています。
この宣言をするかどうか、奥様と相談しようと思っています。
『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい!』
教育コンサルタントの松永暢史さんの著書です。
冒頭のイラストがサイコーです。
「あんなにかわいかったわが子が……」

「別な子になったみたい……」

松永さんは、
自分と息子を客観視し、現実の息子を直視して、今の息子にふさわしい新しい習慣をつくりましょう
とすすめます。
全体として、母親向きの本です。
またこの本の中の「塾とかしこくつきあう」の章に「進学塾の内情」があり、とても参考になりました。

まとめ
これらの本から学んだ、10歳からの子どもへの接し方の結論は、
です。
私はこれまでは息子には、徹底的に「甘え」させることを考えてきました。
「甘え」られることで、「自己評価」が高まり、「自信」が持てるようになるという考えです。
これは間違ってなかったと思っています。
そして自分に「自信」が持てる子どもは、自然と「自立」に向かっていくのでしょう。
息子が「反抗」して「自立」のサインを見せたら、うれしく思って、世の中の「本当のこと」を自分のことばで語れる、そんな接し方を目指してくことにします。
以上、10歳からの子育てを考える3冊の本の紹介でした。




