森博嗣さんのエッセイから、【しあわせについて考えることば】を紹介します。
まずは『「やりがいのある仕事」という幻想』から。
Q はたして、社会に出たあとの幸せって、何なのでしょう?
A それを見つけるのが、あなたの人生だと思う。ー『「やりがいのある仕事」という幻想』p166
そんな森博嗣さん自身のしあわせは、『自由をつくる 自在に生きる』から。
毎日が終わって、ベッドで少し読書をしてから、僕はライトを消す。そのとき、明日も楽しいことが待っているぞ、と思えること。それが幸せだと思う。ときどきは嫌なこともあるし、どうしても回避できない障害だってある。けれど、その向こうに楽しみが待っているから生きていけるのだ。
自由を目指して生きる理由は、それがとんでもなく楽しいからである。
ー『自由をつくる 自在に生きる』p189
なかなか奥が深いことばです!
他にも、森博嗣さんのエッセイをいろいろ読んでみました。
これらを読んで感じたことは、どうも私は、物事の具体的な手法やノウハウばかりを追って、本質を見失いがち、ということです。
森博嗣さんのいうように、もっと「抽象的」に、しあわせや身の回りのことについて考えてみようと思います。
働くと生きるの関係 「人は働くために生きているのではない」(森博嗣)
森博嗣さんの著書『「やりがいのある仕事」という幻想』に、「人は働くために生きているのではない」という言葉があります。 この言葉を読んで、私にとっての、「働く」…
人生の選択で、同じことを同条件で繰り返すことはできない
生きていると、大きな選択をする場面があります。 進学、就職、退職、転職、結婚、家の購入、子どもの名づけなど、いろいろと思い浮かびますね。 そんな選択の場面で、…
「幸福というものは、主観の断定にある」(中村天風)
中村天風先生の本、『ほんとうの心の力』(中村天風)から、しあわせの本質をつく一節を紹介します。 幸福というものは、決して、現在の自分の環境が変わったとか、あ…