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親よりたくさん夕飯を食べた息子にうれしさとさみしさを感じた日

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一昨日の夕食、小5の息子と二人で「かつや」に行きました。

いつもは二人ともかつ丼を注文するところですが、息子がカツカレーを少し食べてみたいと言うので、私がカツカレーを注文して息子に取り分けることに。

息子はまずかつ丼を3/4ほど食べた後、私が少し取り分けたカツカレーを食べました。

残っているかつ丼はどうするかと聞くと、「もちろん食べるよ~」と言って、あっさり完食です。

結果私の方が、食べる量が少なくなってしまいました。

これまで息子は、赤ん坊のころから周りの子と比べて食が細く、食べる早さもゆっくりで、親としてこれでいいのか悩みの種でした。

松田道雄先生の『定本育児の百科』を何度も読んでは、少食も個性のうち、そのうち私よりも食べるようになる、と自分に言い聞かせてきました。

そんな息子が、生まれてもうすぐ11年にして、はじめて私より多く食べた瞬間です。

この時、たくさん食べられるようになってうれしいなぁと思う一方で、何かもやもやしたものも感じました。

あれから少したって、このもやもやの正体は、ちょっとしか食べられなくて心配になる時代が終わったことへのさみしさだと気づきました。

親の気持ちは、なかなか複雑なものです。

息子の成長は、日々止まりません。

一緒に過ごす時を悔いのないようにしたいなと、あらためて思う記念の日になりました。

⇒『定本 育児の百科』で「ごはんを食べない子」は、中巻の11カ月~1歳から下巻の6歳まで、年齢に合わせたアドバイスがあります。

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