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子どもの思春期とはどんな時期なのか? 3人の識者に学ぶ

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わが家の息子は現在10歳で小学校5年生です。

これから迎える10代のキーワードは、「思春期」のようです。

これまでに読んだ本の中で、様々な著者が子どもの思春期とはどんな時期なのかを書いていました。

振り返って確認してみます。

目次
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尾木直樹

まずは尾木ママこと、尾木直樹さんから。

思春期というのは、これまでの自分を壊して新しくつくり変えていく、そのことを通して自立していく重要な時期です。これまで自明だと思っていたことにいちいち疑問を抱き、自分自身にさえ疑問を抱き、その不安やいらだちを親や教師に全部ぶつけてきます。
精神的な葛藤を繰り返しながら失敗を積み重ね、時には回り道もしながら新しい自分をつくっていく。それは中学時代にだれもがくぐりぬける試練だったのです。

ー尾木直樹『尾木ママの親だからできる「こころ」の子育て』p30

「これまでの自分を壊して新しくつくり変えていく、そのことを通じて自立していく」

「これまで自明だと思っていたことや、自分自身にさえ疑問を抱く」

時期なのですね。

大きな変化です。

高濱正伸

続いて、花まる学習会代表の高濱正伸さん。

今まで親や先生に教わってきたこの世の理想と、現実の社会がまるで違っていることに気づき、戸惑い、怒りを覚えます。無邪気に慕っていた親や先生が、実はたいしたことのない凡庸な人間だったと気づき、軽視したり、ときには失望を覚えたりします。親よりも友達との絆のほうが大切になり、秘密を持ち始めるのもこの頃。性的欲求が高まり、自分でもそのコントロールに苦しむ時期でもあります。
とにかく怒りと反発、葛藤に次ぐ葛藤の中で、つらくて切なくて心をヒリヒリさせながら生きているのが思春期の子どもたちなのです。

ー高濱正伸『子育ては、10歳が分かれ目。』p8

「親に教わってきたこの世の理想と現実の世界がまるで違っていることに気づく」

「無邪気に慕っていた親が、実は大したことのない凡庸な人間だったと気づく」

確かに、そうでしょう。

凡庸だとしても、親としてどんな姿を見せることができるか、考えていきます。

すがのたいぞう

最後に、カウンセラーのすがのたいぞうさん。

誰でも、多かれ少なかれ「いまの自分」に不満を抱いているものである。こんなことを言いたくなる気分はわからないではない。仕事が認められない、学校がおもしろくない、友だちがいない、恋人がいない、親が自分を理解しない……。いろいろとパッとしないことがたくさんある。自分が描いていた理想からすれば、そのような現実は「こんなはずじゃない」と思うことだらけである。特に思春期には、ほとんどの人がこのような思いを抱く。

ーすがのたいぞう『こころがホッとする考え方』p114

息子もいずれは、「こんなはずじゃない」と思うことでしょう。

その思いを乗り越えて、成長することを願います。

以上、キーワードには、

疑問、不安、いらだち、葛藤、戸惑い、怒り、秘密、性的欲求

など、穏やかでない言葉が並びます。

一方で、尾木直樹さんの言う

新しい自分をつくる、自立する

という言葉は、難しいけど大切な時期なんだと、前向きな気持ちにさせてくれます。

自分自身を振り返ってもこの時期に、現実の世界に戸惑い、わけがわからず悩んだように思います。

不安やいらだちを親にぶつけてきたら、順調に育っている証

だと思って、過剰に反応せずに見守っていくのがよさそうですね。

以上、子どもの思春期とはどんな時期なのかについての話題でした。

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