しあわせ情報室

「しあわせ」に役立つ情報を記録しています。生きとし生けるものがしあわせでありますように。

スポーツの応援でのNGワード。「ドンマイ!」「サーブ入るよ!」など。

新年度となり、息子の入っているソフトテニスの少年団では、しばらく試合が続きます。

試合で息子や他の子どもたちに、どんな声をかけたらいいか。前の記事で紹介した、スポーツドクターの辻秀一さんの『メンタルトレーナーが教える子どもが伸びるスポーツの声かけ』に、思わず言ってしまいそうなNGワードの解説があります。この中から、これがNGとは!と、特に学んだことばをまとめておきたいと思います。

(参考過去記事)
小学生のスポーツ指導に、「叱る」「怒る」「怒鳴る」は必要か。

・「ドンマイ!」

試合中にミスがあったときに、気にしないでというフォローの意味で、よく使うと思います! この「気にしない」が、クセモノのことばだそうです。"試合はどんどん動いているというのに、「気にしちゃいけないんだ」と、たった一つのミスに心が支配され続ける事態を招きかねない"、と辻さんは注意します。自分がミスした立場だったら、確かにそうだと思います。ミスした過去に引きずられず、眼の前のプレイに集中できる声かけとして、「次、次!」「今ここに集中!」または「やるべきことをやろう!」をおすすめしています。

※2019.4.14追記 「ドンマイ!」については後日記事で考え直しました。
スポーツの応援で「ドンマイはNGワード」と書いたことを、考え直しました。

・「あわてないで!」

"「~するな」という否定表現の指示は、解決策を提示していない、ダメな指示の筆頭格" だそうです。「~しないで!」という否定のことばをかけられても、人はそれを実行に移せない、と言います。確かにそうだと思います。テニスで使いがちな、「ネットにかけるな!」「ダブルフォルトするな!」「アウトするな!」「ミスするな!」は、全部NGですね。ダメだと知っておいてよかったです。他のスポーツでも、野球で「ボール球に手を出すな!」、サッカーで「取られるな!」、バスケで「シュート外すな!」など、ありがちですが、ダメですね。

・「何やってんだ!」

応援に力が入りすぎて叫ぶか、ため息まじりかで、ついつい言ってしまいそうです。"一生懸命にプレイして、そのうえでミスしてしまったことを、わざわざ「何やってんだ!」ととがめたところで何も生まれません" とのこと。応援者であれば、悔しさを飲み込み、「次のやるべきことに集中!」など、コーチの立場であれば、「ボールを見よう」「声を出そう」などの具体的でシンプルな指示をおすすめしています。

・「サーブ入るよ!」

"引っかかるのは「入る」という結果について言っている点" とのこと。 辻さんのメソッドでは、自分ではコントロールできない結果を軸にする思考を "結果エントリー" と呼び、NGとします。言われた本人は、さらに緊張して追い詰められるのではないかと言います。こういう場合は、「信じてるよ」「ボール、よく見て打って!」をおすすめしています。

 ・「おはよう。今日は大事な試合だね!」

試合の朝の場面です。この「大事」がNGだそうです。このことばは、"わざわざ意味(飾り)をつけて、ものごとを大きく、複雑にみせてしまう "そうで、"相手を励ますどころか、往々にして相手の心をざわつかせ、乱してしまう"と言います。辻さんはこのようなことばを"意味づけワード" と呼んでいます。いつもの朝のとおりの声かけが一番だそうです。

まとめると、次の3点になりそうです。

・過去から心を切り替える
・結果を軸に発想(="結果エントリー")しない
・"意味づけワード"に気をつける

基本的には、「過去や結果にとらわれず、今、目の前のことに全力で集中できるような声をかける」ということです。「禅」や「マインドフルネス」の思考と同じですね。この内容は、この本で辻さんが言う通り、スポーツだけでなく、毎日の生活のあらゆる場面に活用できるものだと思います。

 ▼ この本の最後には心得が13個にまとめられています。この中で最もぐっときたのは、"自分も子どももご機嫌がいちばん" です。

メンタルトレーナーが教える子どもが伸びる スポーツの声かけ

メンタルトレーナーが教える子どもが伸びる スポーツの声かけ