雑誌プレジデントの「年収2000万の手帳術」(2008年 11/3号) は、手帳好きとして見逃せない一冊です。
一番教訓があったのは、「トップの流儀」の以下コメントです。
なんと、よくある手帳術の真逆をいく内容です。
目次
ブリジストン 荒川社長
常務になった頃からは、メモはできるだけ取らないようにしています。いまは、特に変化の激しい時代です。瞬間の意思決定が求められる立場になって、情報は頭の中に直接叩き込まなければいけないと考えるようになりました。
経営の采配を振るう立場なら、情報は記録に残すのではなく、記憶にとどめて、必要に応じて新鮮なうちに使うことが大切なのです。
SBIホールディングス 北尾CEO
僕はサラリーマン時代から今日に至るまで手帳やメモ帳というものを持ったことがありません。すべて頭の中で処理してきました。これは、訓練すればできること。メモに頼らなければ自然とそういう頭になるものです。
たとえば読書の場合でも、読書ノートのようなものはつくらない。(中略)僕はいくつか自分にできることを決めて、行動に移します。つまり、知行合一です。
手帳術の特集なのに、ここまではっきりおっしゃるとは・・・。
二人から学ぶこと
私は、成功するにはメモ魔になれとよく聞き、実践しています。
一方で、「メモは取らない」「手帳やメモ帳というものを持ったことがない」という、こんなお二人もいるんですね。
中村天風師の『君に成功を贈る』にも、こんな言葉があります。
この中村天風師の言葉や、「年収2000万の手帳術」のお二人のコメントを、どう理解するか。
メモをとったり手帳に記録したりするだけではだめで、そこから重要な情報を頭に叩き込み、活用し、行動に移すことが大切
と受け取りました。
以上、雑誌プレジデントの「年収2000万の手帳術」からの教訓の紹介でした。
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