手帳好きとしては見逃せない一冊です。
![PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌] PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/514jr4dZXlL._SL160_.jpg)
PRESIDENT (プレジデント) 2008年 11/3号 [雑誌]
- 発売日: 2008/10/11
- メディア: 雑誌
一番教訓があったのは、手帳術の特集とは真逆をいく、「トップの流儀」の以下コメントです。
ブリジストン 荒川社長
常務になった頃からは、メモはできるだけ取らないようにしています。いまは、特に変化の激しい時代です。瞬間の意思決定が求められる立場になって、情報は頭の中に直接叩き込まなければいけないと考えるようになりました。
経営の采配を振るう立場なら、情報は記録に残すのではなく、記憶にとどめて、必要に応じて新鮮なうちに使うことが大切なのです。
SBIホールディングス 北尾CEO
僕はサラリーマン時代から今日に至るまで手帳やメモ帳というものを持ったことがありません。すべて頭の中で処理してきました。これは、訓練すればできること。メモに頼らなければ自然とそういう頭になるものです。
たとえば読書の場合でも、読書ノートのようなものはつくらない。(中略)僕はいくつか自分にできることを決めて、行動に移します。つまり、知行合一です。
手帳術の特集なのに、「メモをとらない」とここまではっきりおっしゃるとは・・・。
成功するにはメモ魔になることとよく聞き、実践しています。
一方でこんなお二人もいますし、中村天風師も「大事なことはメモなんか取るな」と言っていたと聞いたことがあります。
いまの私には、メモや手帳の記録は必要だと感じます。
お二人のコメントからは、メモをとったり手帳に記録するだけではだめで、そこから重要な情報を頭に叩き込み、活用すること、行動に移すことが大切である、ということを教わりました。
また中に舘神さんの手帳ガイドの記事があり、そこで紹介されている綴じ手帳の魅力です。
綴じ手帳は能率手帳シリーズか高橋書店しか印象になく、いろいろなメーカーがあり、それぞれ個性があるのですね。
ちょうどこの本に刺激されて、綴じ手帳の良さもあるよな~と思っていたところ。
とりあえず、ふくらみ気味だった現システム手帳のリフィルを整理し、
持ち運びに苦にならないようスリム化をしました。
でも、この本の考えではスリム化は不要?
いろいろ悩んで、試して、自分の手帳道を見つけます。