「NOLTY 能率手帳ゴールド」を愛用して10年以上となった今でも、もっといい使い方はないかと気になり、試行錯誤を続けています。
そこで本記事では、能率手帳ゴールドや普及版を使っている著名人・有名人の手帳の中身を拝見できる情報をまとめ、能率手帳の使い方を紹介します。
野口晴巳(元日本能率協会マネジメントセンター会長)
まずは、能率手帳の発売元の日本能率協会マネジメントセンターで会長だった、野口晴巳さんの手帳の中身です。
野口さんが会長時代に『能率手帳の流儀』を出版し、手帳の詳しい使い方を解説しています。
中身はこちら。
画像は、「ITmedia エンタープライズ」の記事「お気楽営業マンが“手帳の達人”になった理由」から。
黒のボールペンで、自由自在に書きまくる感じですね。
『能率手帳の流儀』の中にも、「きれいに書こうという固定概念から脱皮できたとき、はじめて自由に、そして楽しく書ける」という金言があります。
松井忠三 元良品計画代表取締役
続いて、無印良品の運営会社である良品計画の元社長の松井忠三さん。
松井さんは約30年も能率手帳を使い続けていて、著書の『無印良品のPDCA』の中で能率手帳の使い方を詳しく紹介しています。
手帳の中身はこちら。
画像は、「DIME」の記事「【私が手帳を愛する理由】「俯瞰して見ることで自分も成長し続けられる」良品計画前会長・松井忠三さん」から。
松井さんは黒のシャープペンシルだけを使い、事実のみを書き、感情のようなことは一切書かないそうです。
野口晴巳さんと同じ手帳を使い、同じように大手企業の経営者であっても、使い方がまったく違うのがおもしろいですね。
付せんを使ってタスクの管理をするところにも工夫を感じます。
また松井さんは、巻末のフリースペースを名言のメモに使うとのこと。
私はこれまで、このフリースペースをうまく活用できていなかったので、来年は名言のメモをやってみようかと思っています。
齋藤孝(明治大学文学部教授 教育学者)
最後に、明治大学文学部教授の齋藤孝さん。
著書『三色ボールペン情報活用術』の「必読!三色手帳術」というパートに、能率手帳の使い方が出ています。
この本にある、能率手帳の中身の写真です。
野口晴巳さんや松井忠三さんと違い、キーワード中心です。
三色ボールペンを使い、「最重要の用事は赤」「まあ忘れてはいけない用事を青」「趣味的にやる用事を緑」と色分けをし、「一日の時間を三色で切り分けて」いきます。
また右側のメモのページに、自分の中で生まれた言葉やアイデアのようなものを、三色で書き留めるとのこと。
齋藤先生はとりわけ手帳に関して、三色方式を最も強く推奨したいと書いています。
同じ手帳を使う著名人でも、手帳の中身が全く違っておもしろいです。
「手帳の使い方に正解はない」ことがはっきりわかります。
私としては、野口晴巳さんの金言、
を胸に、今後も自由に手帳ライフを楽しむことにします。
以上、能率手帳を愛用する著名人3人の手帳の中身と使い方の紹介でした。