子どもは内股で歩くクセがつきがちだと思います。
わが家も息子が小5のころに歩き方が内股気味で、親として気にしていました。
ところがある日ふと後ろから歩く姿を見ると、足をかかとからつま先に向けまっすぐに歩いているようになりました。
特に特別な矯正をしたり、医者に通院したりはしていません。
この前の1年ほど、スポーツ後に息子と一緒にストレッチをしてきたことや、サッカーやソフトテニスを通じて下半身に筋肉がついてきたことやで、自然に治ってきたようです。
ストレッチで一番参考のなった本がこちら『世界一伸びるストレッチ』。
以下に、これまで子どもの内股歩きについて調べ参考にした情報と、やってきたストレッチについて紹介します。
千葉県 児童家庭課の子育てQ&A
まずは行政の情報から。
質問に千葉県児童家庭課が答えてくれています。
程度が軽いものの大部分は癖みたいな所があり、成長にしたがって自然に治ってしまいます。
日頃の床の坐り方がとんび座り(わり座)をしているようであれば、あぐら坐りに変更させましょう。
わが家の息子もこれまでの定期検診や学校で特に注意を受けたことはないので、ここにある通りに自然に治っていけばいいな、と思っていました。
朝日新聞デジタル 相談への整形外科医の答え
朝日新聞のウェブサイトにある、整形外科医のお悩み相談です。
⇒ 孫の左足先が内向きで転びやすい 治療したほうがいい?:朝日新聞デジタル
タイプによって異なりますが、多くは成長につれて自然に治っていくので、経過観察のみというのがほとんどです。
こちらでも、骨に異常がなければ経過観察が多いとのこと。
神奈川県立こども医療センター 先天性内反足の情報
神奈川県の公立病院の情報です。
こちらのサイトで、重度のケースとして「先天性内反足」という症例があることを知りました。
⇒ 神奈川県立こども医療センター 整形外科|思春期特発性側弯症
先天性内反足とは?
生まれた時から足全体が内向きで、足くびが硬く、正常な形にもどせない病気です。軽症では、足を外向きに戻そうとすると、真直ぐに近くなりますが、重症では、ほとんど動きません。足くびは柔らかくて、足の前方が後方と比べて内側に曲がっているものは先天性内反足ではなく、内転足です。
息子は特にこういう診断を受けたことはなかったです。
小学生の足の悩み専門の医院「アイレッグクリニック」
小学生の足の悩み専門のクリニックがあることに驚きました。
サイトはこちらです。
こちらからの引用です。
O脚とは
両側の足首を付けた状態で膝の間が広がる脚を言います。
さらに両膝の距離が5cm以上の場合、病的O脚と見なし治療が必要です。X脚とは
両膝を付けた状態で足首の内側とくるぶしの間に隙間ができる状態を言います。
両足首の距離が5cm以上の場合、病的X脚と見なし治療が必要です。
この情報や掲載されている写真から、息子は病的なO脚やX脚ではなさそうです。
また同じクリニックの次のページで、足をお尻で敷いて座っていると「脛骨内捻転」になるということを初めて知りました。
⇒ 脛骨内捻転||内股歩き/内股歩行|小学生の内股を矯正器具で治療します。
うちの息子もよくこう座っていた気がします。
注意が必要ですね。
あるブロガーさんの息子さんがクリニックに通った体験記
8歳小3の息子さんが1年間クリニックに通った体験記です。
とても詳しい情報を書いてくださっています。
1年間の治療費は約60万円。
結果として、やってよかったそうです。
ストレッチの本
上のブロガーさんの体験記によると、毎日家でストレッチをしたそうです。
ストレッチだけなら、本やYouTubeで独学してある程度はできます。
たまたま持っていた中野ジェームス修一さんの『世界一伸びるストレッチ』に、一人でするストレッチの他に、ペアでするパートナーストレッチが出ていました。
この本を参考に、股関節まわりや太ももの前後・内側外側を息子と二人で各自ストレッチをしたり、パートナーストレッチをしてやったりしました。
子どもと自然なスキンシップもできます!
ストレッチの動画
Youtubeには内股の治し方というストレッチの動画もあります。このあたりが参考になりました。
まとめ
これらの情報を参考にした結果、
「座り方に注意し、サッカーやソフトテニスで足腰を鍛えながら、親子で一緒に楽しんでストレッチをすること」
で、自然に治っていったようです。
千葉県児童家庭課のQ&Aや朝日新聞デジタルの整形外科の先生の回答の通り、
「成長にしたがって自然に治った」
という一つの事例です。
同じように子どもの内股歩きが気になる親御さんの参考になれば、幸いです。
■参考図書