小5の息子は、『毎日小学生新聞』を愛読しています。
さて、おとといの土曜日に、新聞受けから毎日小学生新聞をとってくると、
「親子ってむずかしい」
というコピーが目に飛び込んできました。
読んでみると、コーヒーショップで小4くらいの男の子がアイスコーヒーのグラスを床に落としてしまったとき、お母さんが「あ、落とした」とだけ静かに言って、ふきんを借りに行った、という話が紹介されています。
様子を見ていた小学生新聞の編集長は、叱らないお母さんにびっくりしたとのこと。
よくよく考えると、失敗した本人だって、気をつければよかったなと思っているはず。落とした後に気をつけろと言っても役に立たず、叱る意味はない。
もしグラスを落としたのが友人だったら、「ダメじゃない!」なんて言わない。
そう編集長は思ったそうです。
そして、心理学者ガイ・ウィンチの、
失敗は人の心を傷つける。心の傷は、体の傷と同じように手当が必要だ。それなのに人間は、失敗した自分を責めて、その傷をさらに深くしてしまうくせがある。これはやめた方がいい。
ということばを紹介して、自分にも家族にも優しくなれたらいいなと思った、と最後に書いています。
ここで言う、「失敗して反省している本人に、叱る意味はない」は、いろいろな場面に当てはまりそうです。
息子と私のこれからであれば、
・日常生活で、悪気はないのに失敗してしまった。
・がんばって勉強したのに、いい結果が出なかった。
・スポーツで調子が悪かったり、ミスをして負けてしまった。
など。
このエピソードと、「失敗は人を傷つける」ということばを、忘れずにいたいものです。
ところで、この話は明らかに「親」に向けて書かれていますよね。
休日に家にいるお父さん、お母さんに読んでほしくて、編集長は一面にこの記事を書いたのでしょうか。
息子は『毎日小学生新聞』でこんな記事を読んでいるとは・・・。
子どもに下手なことは、言えませんね。
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