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メンタルヘルスを学ぶ一般向けの新書と文庫からおすすめの6選

メンタルヘルスの話題は、途切れることがありません。

皇室の眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されたり、テニスの大坂なおみ選手がうつを公表したり、サッカーのイニエスタ選手が過去にうつ病だったと著書に書いていたり、元プロ野球選手の清原和博さんが現在うつの治療中だったり…。

私自身にも、過去にメンタルが不調だった時期があります。

そんな経験と並行しながら、メンタルヘルスに関係する本をいろいろと読んできました。

この記事ではそれらの中から、私のような一般の社会人向けでわかりやすく読みやすかった新書と文庫を6冊選び、紹介します。

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目次

『キラーストレス』(NHKスペシャル取材班)

2016年にNHKスペシャルで放送された「キラーストレス」を出版化した本です。

まず、ストレスがいかに心身の不調を引き起こすかの仕組みを、最新の取材で明らかにします。

その上で、「運動」「食生活」「コーピング」「認知行動療法」「マインドフルネス」といったストレス対策を、研究成果や事例をもとに幅広く紹介しています。

最近話題の「マインド・ワンダリング」や「レジリエンス」についての解説も出てきます。

ストレスとその対策について、まずは科学的な視点から幅広く知識を得たいときに、興味のあるところから読み始められる一冊です。

『新版 うつ病をなおす』(野村総一郎)

うつの全般について、わかりやすく整理している新書です。

著者の野村総一郎先生は、臨床経験の豊富な精神科の医師です。

2004年の初版『うつ病をなおす』に新しい情報を加え、2017年に新版として出ました。

様々なうつの症例と、その治療メニューを紹介しています。

症例については、「典型的なうつ」「現代よく見られるうつ」「双極性障害」「適応障害」など。

また治療メニューは、生活療法、薬物療法、精神療法に分けられ、休養、叱咤激励しない、日常生活の記録、運動、食生活、抗うつ薬、睡眠導入剤、抗不安薬、通電療法、磁気刺激療法、精神分析療法、森田療法、ロゴセラピー、内観療法、認知行動療法といった、幅広い項目が出てきます。

それぞれについて説明の濃淡はありますが、現代のほぼすべての症例と治療メニューを網羅しているのではないでしょうか。

精神療法のうちでは認知行動療法を最も重視していて、「うつ病にかからないための考え方改造法」としての一章をとって解説しています。

『自衛隊メンタル教官が教える うつからの脱出』(下園壮太)

この本は、2004年刊行の単行本『うつからの脱出』がロンクセラーとなり、2018年に加筆修正の上で文庫化されたものです。

著者の下園壮太さんは、自衛隊で心理教官を長く務めたカウンセラーです。

自衛隊という過酷な現場での臨床経験から、実践の場で有効だった考えや支援法をこの本にまとめています。

下園さんの主張は、「うつ状態とは、単に疲労しているだけのこと」で、「かならず治る」

よくある、「うつは完全には治らない」「うつとはうまく付き合っていくしかない」のような意見をはっきり否定してくれています。

一方で、治るための魔法はなく、回復には時間がかかることも、本の中でわかりやすく教えてくれます。

うつは治るという希望と、具体的で実践的な方法を学べる一冊です。

『「軽うつ」かな?と感じたとき読む本』(菅野泰蔵)

著者のすがのたいぞうさんは医師ではなく、臨床心理士のカウンセラーです。

またご自身も、うつの経験をしています。

自身の経験や、一人一人にじっくり時間をかけるカウンセラーならではの視点から、うつについて理解が深まる本です。

この本の元になった単行本のタイトルは、『月曜日、駅のホームで会社に行きたくなくなったたとき読む本』でした。

以下の記事で内容を紹介しています。

また、精神科と心療内科の比較の情報も参考になります。

一般論として、精神科には重度のものまで対応できるという利点がある一方、心療内科の方が親切さやホスピタリティは上、ということです。

『はじめての森田療法』(北西憲二)

森田療法は、森田正馬が1920年頃に確立した日本で生まれた精神療法です。

この本は森田療法の歴史的背景や考え方と、現在の治療の実際を説明する、わかりやすい入門書です。

著者の北西健治先生は、外来で森田療法を実践している医師です。

北西先生は慈恵医大を卒業後に海外の大学のうつ病研究部門に留学し、帰国後に森田療法を学び、その後にクリニックを開業しました。

うつだけでなく、対人恐怖、パニック障害、不登校の子を持つ母親、強迫性障害、緊張による手の震えなどの症例に、森田療法でどう取り組んでいるかをこの本で紹介しています。

北西先生は、森田療法は禅や浄土真宗などの仏教の人間理解から影響を受けていて、マインドフルネスの人間理解を内包していると言います(p211)。

仏教やマインドフルネスに関心があれば、さらに興味を持って読める一冊です。

森田療法については同じ講談社現代新書に、岩井寛先生の著書の森田療法もあります。

岩井先生自身の実体験が胸に響く必読書ですが、まずは現代の情報が詳しい北西先生の本をおすすめします。

『精神科は今日も、やりたい放題』(内海聡)

2012年に同じタイトルで発売された単行本の文庫版で、著者の内海聡さんは内科の医師です。

医師の立場から、「精神医療界や製薬業界は、さらに治らない医療モデルの促進、ビジネスの導入を進めており、日本人はその犠牲になっている」 (p3)と書いています。

本の中には、「精神疾患という詐欺」、「精神科の診断基準はとてもいい加減」、「薬が先に開発されて、その薬を売るために都合のいい精神疾患が作り出されている」、「安全な精神薬はありえない」、「心理療法だから良いわけではない」、「精神科は存在自体が悪」 といった、刺激的な文言が並びます。

精神医療について著者のような考えがあることも、知っておく必要があると思います。

この知識がないと、下の記事のような悲劇に会いかねません。

その意味で、必読の一冊です。

以上です。

新書や文庫は、専門家が一般の人に向けてわかりやすく書いているものが多く、かつ値段が手頃で保管の場所もとらないので、いいですね。

これらの本からの学びは、変化が激しく、モデルとする前例のないこれからの世の中を、私や家族がしあわせに生き抜くための助けにきっとなる、と感じています。

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