ネットのニュースで、夜回り先生こと水谷修先生がHPを閉じるとブログに書いたことを知りました。
こちら「夜回り先生は、今!(水谷修ブログ)」です。
ブログを読むと、「死にたい」と死を語る相談が非常に増え、「もう、疲れました。私の本を読んでくれればそこに答えが」とあります。
そこで勝手ながら、「死にたい」と相談する人への水谷先生のメッセージを、3冊の本から紹介します。
まずは『夜回り先生』(小学館文庫)の冒頭です。
「おれ、窃盗やってた」
いいんだよ。
「わたし、援助交際やってた」
いいんだよ。
「おれ、イジメやってた」
いいんだよ。
「わたし、シンナーやってた」
いいんだよ。
「おれ、暴走族やってた」
いいんだよ。
「わたし、リストカットやってた」
「おれ、カツアゲやってた」
「わたし、家にひきこもってた」
いいんだよ。
昨日までのことは、みんないいんだよ。
「おれ、死にたい」「わたし、死にたい」
でも、それだけはダメだよ。
まずは今日から、水谷と一緒に考えよう。
次は『夜回り先生とよる眠れない子どもたち』(小学館文庫)から。こちらも冒頭です。
先生、わたし生きてていいの?
イジメられてる。死にたい。
さっきいっぱいクスリ飲みました。
これからリスカします。
今、手首を切りました。
痛い・・・
先生、血が止まらないよ。
苦しい・・・
どうしたらいいの?
わたし、死にたい。
毎日、何百通と送られてくる相談メール。
夜中から明け方まで鳴りやまない電話。
その一つ一つに、
私は想いをこめて答えている。
水谷です。
哀しいです。
もし君に死なれたら、
水谷は哀しいです。
私には君の死を止めることはできません。
それはわかっています。
でも、君にはもっと生きていてほしい。
君の明日には、たくさんの幸せが待っています。
そしてたくさんの心温かい人たちが待っています。
よかったら、水谷を信じてみませんか。
最後に『夜回り先生 原点』(日本評論社)の「おわりに」から。
今までのこと、みんな、みんな
いいんだよでも、
私、死にたい
俺、死にたいそれだけは
だめだよまずは、今日から
水谷と一緒に、生きてみよう
小学館文庫の2冊『夜回り先生』『夜回り先生とよる眠れない子どもたち』の冒頭は、上の2つの写真の通り絵本のような感じで、すぐに読めます。
私は水谷修先生の本から、子育てや家族の関係についてたくさん学んでいます。
ファンの一人として、書店や通販やkindleなどで、文庫の冒頭だけでも見てくれる人が増えたら幸いです。