しあわせ情報室

団塊ジュニアの中年男子がしあわせについて考え発信しているブログです。

「幸せは小刻みに」。鷲田清一さんのコラム『幸せって 何だろう』(JAFMate 2019年11月号)から。

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希望を小刻みにすること。私はこれがじつは人が幸福になるための算段としていちばんいいのではないかと思っています。

「幸せって何?」と問うても幸せになれるわけではありません。いや、そう問うているうち、不幸の影を意識することも増えていきます。それよりも、「ああ、いいなあ」と思えた体験をたとえ小さくても大事にして、不幸という影を減らすようつとめることのほうが大事だと思います。

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久々に、JAFの会員誌『JAFMate』の『幸せって 何だろう』というコラムからの紹介です。鷲田清一さんのことばです。

 

▼参考過去記事 

「シアワセの変遷」。江國香織さんのコラム『幸せって 何だろう』(JAFMate 2018年10月号)から。 - しあわせ情報室

「自分を好きになり 許してあげること」。綿矢りささんのコラム『幸せって 何だろう』(JAFMate 2018年12月号)から。 - しあわせ情報室

 

鷲田さんはまず、V・フランクルの『夜と霧』という本から、ナチス時代の強制収容所で生き延びた人たちは希望を極小にし、気がかりを小刻みにすることで絶望を小さくしたという話を紹介し、この考えを書いています。


ここで言う、

「希望を小刻みにする」
「希望を極小にする」
「視野をあえて狭くする」
「気がかりを小刻みにする」

は、いろいろと応用できる考えです。

 

例えば、

「遠い将来よりも、今日何をするか、目の前の5分で何をするかを考える」
「手帳に大きな目標を書くよりも、小さな目標をたくさん書く」
「息子に小言を言うよりも、一緒にいる今この時を大切にする」
「世の中の人よりも、目の前の人を喜ばせることを考える(奥様とか…)」

などです。

 

今日から11月。そろそろ今年も終わりです。

今年できなかったことを思い返すより、まずは極小でもできたことを振り返り、これからしたいことを小刻みにしようかな、と考えています。

 

▼ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』。心理学や自己啓発の古典ですね。ちなみにフランクルは『大辞林』には載っていますが、『広辞苑』にはありません。 

夜と霧 新版

夜と霧 新版

 

私が持っているのはこちら。 

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録